カナダワーホリで学んだ生きていくために必要な10のこと

帰国後
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私がカナダへワーホリに行って感じたことや学んだことはたくさんあります。

きっと、カナダワーホリに行かれた人それぞれが自分ならではの経験を持っているのではないでしょうか。

これからカナダへワーホリに行こうとしている人の中には
ワーホリに行っても何も得るものがなかったら?
日本のキャリアにブランクを空けるだとしたら…
と考える人もいるかもしれません。

でも、きっと大丈夫です。

人それぞれ細かい所はちがっても、ワーホリからはたくさんの経験や学びを得ることができるはずです。

今回は私がカナダワーホリで学んだこれから生きていくために必要な10のことを紹介しながら、私のカナダワーホリ経験を振り返っていきます。

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1、お金の使い方と付き合い方

1つ目は、お金の使い方と付き合い方。

いきなりお金の話なんてちょっとリアルすぎますが、ワーホリに来る前も来てからも一番大きかったのはお金のことでした。

渡航費、滞在費、ビザの取得費などなど。
人生で一番大きな額のお金が動いた瞬間がワーホリだったと思います。

特に私はワーホリビザから現地の就労ビザに切り替える経験もしたので、よりその印象が強いのかもしれません。

カナダワーホリに行く前まで私は日本で6年間幼稚園の先生として働いていましたが、実家暮らしだったこともあり、そこまでお金について真剣に考えたことはありませんでした。

それがカナダに行ってからは、お金のことを考えない日はないぐらい、生活費のやり繰りを考えるようになりました。

  • 食費
  • 生活費(日用品、雑貨etc)
  • シェアハウスの家賃
  • 交通費
  • 交際費(旅行や飲み会代etc)

物価が日本と違うので、安く手に入るスーパーを探したり、ポイントやクーポンなどを活用したりと生活するためにお金の使い方と付き合い方についてよく考えました。

カナダの私のリアルな生活費事情は別の記事で細かく紹介しています。
リアル過ぎて、正直「ここまで書いて大丈夫か?」と思うほど(笑)
興味があればのぞいていただけると嬉しいです。

でも、節約ばかり考えてるのもとても寂しい。

せっかくカナダに来たのだから、カナダでしかできない経験をすることも大切。

「どこにお金をかけるか?」
はカナダワーホリを通してよく悩んだことですが、おかげで自分のお金を使う基準や価値観みたいなものは定まったと思います。

2、様々な背景を持つ人との付き合い方

2つ目は、カナダワーホリだったからこそ学べたこと。
様々な背景を持つ人との付き合い方です。

カナダは世界各国からの移民の受け入れに寛大であることで有名です。

私が生活していたバンクーバーでも、様々な背景を持つ人と出会うことができました。

国籍だけでなく、LGBTQの方や、身体的なハンデを抱えている人など、本当にいろいろな人が共存できる社会の実現を目指しているのがカナダだとも言えます。

いろいろな人がいて、みんなちがってみんないい。
その考えが根底にある社会、文化の中で生活することは私に多くの発見や学びを与えてくれました。

『特別扱い』ではなく、相手を思いやること。
差別には断固としてNOを伝えること。
自分の常識を押し付けないこと。

人として生きていくためにとても大切な考え方をカナダワーホリを通して学ぶことができました。

もちろん、たった1年半暮らしただけで”多様性”や”共生共存”といった難しい理念を理解できたわけではありませんし、残念ながらカナダでも差別や思いやりのない言動を見ることはたくさんありました。

それでも、日本では出会えたなかったいろいろな背景を持つ人たちと出会えたことは大きな影響を与えてくれたことに違いはありません。

3、自分の身は自分で守ること

3つ目は、自分の身は自分で守ること。

ひとりでカナダに飛び込んでみて気付いたことは「日本は本当に平和だ」ということ。

銃社会ではありませんし、コンビニが24時間営業していても強盗に怯える必要はありません。

子どもたちは登下校を自分で行うことができますし、自動販売機はどこに置いていても盗まれる心配はありません。

ここに載せたことは全て当たり前のことではなく、日本が平和だからです。

カナダでは24時間営業のコンビニはありません。
万引きや強盗のリスクが高すぎるから。

自動販売機も路上には置いてありません。
自動販売機ごと盗まれる可能性があるから。

銃の使用には厳しいルールがありますが、それでも銃による事件は頻繁に聞きます。

これだけ聞いてしまうと「カナダの治安、やばくない?」と不安を与えてしまうかもしれません。
しかし、このぐらいの危機感を持って自分の身を自分で守らないと事件や犯罪に巻き込まれてしまいます。

実際に私が身近で聞いた話では、マッチングアプリで現地のカナダ人と飲みに行った日本人女性が、席を外している間に飲み物に薬を入れられていて、連れ込まれそうになった。という事件を聞いたことがあります。

幸い、近くにいた別の人たちによって助けられたそうですが、警戒心を常に持っておくことは残念ながら必要です。

特に女性は「自分の身を自分で守る」は忘れてはいけない大切なことだと思います。

4、常に学び続けること

4つ目は、常に学び続けること。

これは英語の勉強に限った話ではありません。
カナダワーホリで気付いたのは、学校で学べない知識がいかに大切かということでした。

生きていくために必要な様々な知識や情報を常に学び続けていかないと、結局自分が困るのだということを実体験しました。

例えば、海外で生活するために必要な『ビザ問題』

日本で生活する時はビザのことなど考える必要もありませんが、海外で生活を続けていくためには必ず何かしらのビザが必要になります。

ビザには学生ビザや就労ビザなど様々な種類があり、移民大国カナダでは取得方法も様々。
そして取得できる条件はコロコロ変わります。

そんなビザ問題を理解するためには日々の情報収集が欠かせません。

知り合いに尋ねたり、ネットの情報を探したり…。
取得するために何が、いつまでに必要なのか理解する必要もあります。

もちろん、ビザ取得をサポートしてくれるコンサルやエージェントはあります。

しかし、そのエージェントが本当に信頼に足るのか?
提示されている料金は適正か?
しっかりとした知識や資格を所有している人なのか?

判断できる力が必要になるでしょう。

知識というより知恵。
勉強というより情報。

カナダワーホリで知恵や情報の大切さは痛いほど感じました。

5、気持ちに素直に従うこと

5つ目は、気持ちに素直に従うこと。

私がカナダワーホリを決めたのも自分の「カナダに行きたい!」という気持ちに素直になったから。

そして、いろいろありましたがその決断を全く後悔していません。

日本で生活している時は、自分の気持ちに素直に従うことがなんだかただの”わがまま”のように思えて、周りの空気を読んで、みんながやっていることに倣って生きてきました。

しかし、カナダに来てみて思ったのが「人生は一度きり。今やりたいことをやっておかないと後悔する」

行きたい所があれば旅行に行き、食べたいものがあれば食べ、着たい服を着る。
そんな当たり前のことですが、カナダに来て初めてその大切さと喜びを味わうことができました。

日本にいる時と比べたら旅行やちょっとしたお出かけによく出るようになりましたし、今まで食べなかったようなタイ料理や韓国料理にも挑戦しました。

そして、それは自分が想像していたよりも楽しくて美味しくて「なんでもっと早くトライしなかったんだろう」と思うほどでした。

体のシルエットがしっかり出るような服もずっと避けてきましたが、カナダの女性たちのヨガパンツ軍団(笑)に刺激されて、私もヨガパンツデビューをしました(笑)

(ただしジムに行く時だけで、買い物や散歩に行く時にはさすがに履けませんでした…)

周りに合わせなきゃ。
浮かないようにしなきゃ。

という気持ちを持たなくて良い。
自分の気持ちに素直になることはわがままではなくて、当然のこと。
それが社会的に迷惑行為や犯罪でない限り。

日本にいる時の私がどれだけ気にしいだったかを教えてくれたのがカナダワーホリでした。

それでも気にしい、そしてHSPの私はバンクーバーで生活する中で様々なストレスを感じたのも事実です。

上手く付き合っていく方法も私なりに見つけたので、同じように気にしい、HSPの方の参考になれば嬉しいです。

6、仕事以外の生きがいを見つけること

6つ目は仕事以外の生きがいを見つけること。

”生きがい”というと重いですが、”仕事以外の時間を充実させること”と言い換えられます。

旅行でも散歩でもなんでもいいです。
仕事をする以外に自分が楽しいと思えることを見つけるのが大切だと気付きました。

日本では6年間幼稚園の先生として朝から晩まで働いていた私にとって、仕事以外の趣味みたいなものは正直ありませんでした。

休みの日はとにかく寝て、月曜日に備えること…
平日は仕事が終わったらご飯を食べて、お風呂に入って、寝るだけでいっぱい。

日本人であれば誰もが共感する社会人になってしまった大人の生活スタイルではないでしょうか?

それが、カナダに来たら、仕事以外のことに全力を注いで楽しんでいる大人がたくさんいることにとても驚きました。

17時までの仕事だったら残業などせずに、17時きっかりに退勤する。
(なんなら16:50頃にはもう帰る準備万端になっている人も…)

仕事が終わったら家族と過ごす時間や、自分の趣味に費やす時間。

ジムに行って体を動かす人、海岸沿いを散歩する人、カフェで友達とおしゃべりする人…

夏休みやホリデーシーズンのお休みは全く仕事はせずに、徹底的に休む。

そんな生活を間近で見ていると、仕事以外にも充実した時間があることがいかに人生を豊かにするかがよく分かりました。

仕事は大切ですが、それに生活が支配されてしまってはもったいない。
自分が好きなこと、興味のあることに没頭するための時間を大切にすることで、ストレスを発散できるんですよね。

カナダではスタバでスーパーバイザー(時間帯責任者)として働いていましたが、仕事以外の時間は好きなことに思う存分浸ることができました。

7、自分に悪影響を与える人間関係を絶つこと

7つ目は、自分に悪影響を与える人間関係を絶つことです。

悪影響を与える人間関係とは、自分のメンタルを落ち込ませたり、一緒にいると自分が望んでいない方向に引っ張ったりする関係性のことです。

私が海外に出て気付いたのは、世界にはいろいろな人がいるということです。
よく出る話で「自分と同じ考えを持つ人はひとりもいない」と言いますが、まさにその通り。
自分と同じ人はひとりもいません。

だから面白いし、学びになることが多いです。

しかし、それと同時に自分にとって悪影響を与える人がいることも事実です。

会う度にネガティブな話題や、相手に劣等感を与えることに快感を覚える人。
常に後ろ向きな発言で相手をがっかりさせる人…

日本にいてもそんな人、結構いませんか?

もちろん、人間なので時には気分が落ち込んだり愚痴や苛立ちを口にしたくなることもありますが、会う度にそんな話ばかり出す人といるのは決して良い影響は与えてくれませんよね。

私の場合だと、バンクーバーに到着したのが11月。
レインクーバー(雨季のバンクーバーのことを「レインクーバー」と呼ぶことがあります)真っ盛り。

カナダに来たばかりで英語は微妙。
友達も少ないし、毎日雨ばかりでただでさえ落ち込むのに、当時よく関わっていた日本人の友達は口を開けばバンクーバーの悪口とネガティブな発言しか出てこない人でした。

「バンクーバーなんて来なければよかった」
「ホームレスは多いし、物価は高いし、来る街を間違えた」

などなど。

そういう人と付き合い続けていると、せっかくのカナダでの生活もなんだか暗いものに引っ張られてしまう。

付き合いだから。
友達だから。

という惰性や遠慮で付き合い続けても良いことはありません。
貴重なカナダでの生活。
特にワーホリであれば1年の期間限定の生活。

ネガティブで過ごすよりも、ポジティブに過ごしたいですよね。
誰と付き合い、誰と関わらないのかを決めるのも大切なことです。

8、外の世界を見ること

8つ目は、外の世界を見ることです。

ワーホリでカナダに行ってみて、自分が想像していた以上に世界は広くて、自分がまだ知らないことや見たことのないものはたくさんあることに気付きました。

日本は小さな島国です。
関わる人も、文化もそこまで大きく違いはありません。

学校を卒業し、社会人になって、ひとつの会社で長く働いていると、見える世界はそこだけになってしまいがち。

一度別の世界を見てみると、自分の可能性って意外と他にもあるのかもしれないと思えます。

時節柄、なかなか気軽に海外に行って外の世界を見ることがしづらくなってはいますが、生きていくうえで今いる環境から違う場所へ行ってみることも大切だと思います。

9、みんなに好かれようとしないこと

9つ目は、みんなに好かれようとしないこと。

先ほども少し話しましたが、海外に行くといろいろな人がいます。
中には関係を築きにくい人もいます。

そんな人に無理に合わせようとすると、ただただ自分が疲れるだけですし、相手にも無理をしていることは伝わるので良いことはひとつもありません。

私がカナダのスタバで働いている時に、ある同僚と思うようにコミュニケーションが取れないことがありました。

それは英語力の問題だけではなく、どうやら向こうは私のことをあまり好きではないらしい…。
ということでした。

シフトが被っている時に、沈黙の時間が耐えられず、いろいろと話を振ってみますが、一向にかみ合わず、相手に合わせてリアクションを取ろうとしますが、無理がありました。

すると相手は「そんな無理しなくていいよ」と苦笑い。。
とんでもなく気まずかったことを今でも覚えています。

ムリに好かれようとしても上手くいかない。
というか、好かれる必要はないんだから、普通に必要なことだけやり取りすればいいじゃん。

と割り切ったら、とても楽になれました。

誰かに嫌われながら生きるのはあまり心地よいものではありませんが、無理にみんなに好かれる必要はないです。

10、経験や気持ちを共有すること

最後は、自分の経験や気持ちを共有すること。
このブログを始めたのもワーホリで得た経験や気持ちを共有したいと思ったからです。

それまでの私は「自分の経験や気持ちなんて誰の役にも立たない」と思っていました。
一般人の私が発信したところで、恥を晒すだけではないか。

でも、私がバンクーバーで暮らしている時に役に立ったのは、ワーホリ経験者の生の声でした。

もちろん、公に発表されている正確な情報収集も必要ですが、現場感の生の声も同じくらい大切だと思います。

自分が役に立った情報を、今度は私目線で発信できるようになりたい!
と思えるようになったのもカナダワーホリがきっかけでした。

「私の話なんて誰の役にも立たない」
と思っていましたが、ありがたいことにDMで質問をいただいたり「励まされた」という言葉をいただいたり。

もちろん、逆に私が励まされることもあり、世界中のどこかの誰かの役に立っている、つながっていることを実感できています。

身近な友達に経験をシェアするのとは少しちがった方向性の経験や気持ちの共有の大切さを学べたのもカナダワーホリのおかげです。

まとめ

私がカナダワーホリで学んだ生きていくために必要な10のことを紹介しました。

私目線の、私が感じたことをつらつら紹介しているので「そんなことないよ」と思う内容があるかもしれません。

でも、それでも私は自分がカナダワーホリで学んだことを残しておきたかったんです。

カナダから帰国してもうすぐ2年になろうとします。
今は営業として日本社会にどっぷり染まって働いていますが、確かに私はカナダでこんなことを学んだんだ。

という自分へのリマインドも兼ねています。

どれも忘れてはいけない大切なことばかり。
生活する場所や環境が変わっても大事な部分はぶれずにいきたいですね。

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