カナダで就労ビザを取得するのは大変?就労ビザを取って感じた5つのメリットと3つのデメリット

就労ビザ
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カナダにワーホリや留学で来ている人の中には、次のステップとして就労ビザの取得を考えている人も多いのではないでしょうか?

就労ビザを取得すれば、働きながらカナダで生活できますし、さらにその次のステップである”永住権申請”も見えてきます。

ただし、就労ビザ取得には様々なハードルがあり、実は取得してから感じるデメリットもあるんです。

今回は、ビザコンサルタントやエージェントといった業者目線ではない、リアルな筆者の経験談も交えながら、カナダで就労ビザを取得するメリットとデメリットを紹介します。

私がカナダのスタバで就労ビザを取得するまでの詳細は『カナダでワーホリから就労ビザを取得するまで』の記事で紹介しています。

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カナダで就労ビザを取得するのはどう大変?2つの理由

1、自分の都合や希望で申請できない

他のビザと就労ビザの大きな違いは、スポンサーとなってくれる企業が必要で、自分の都合や希望で申請できないことです。

もちろん、自分の名前で申請するし、個人の名前で手続きが進みます。

しかし、ワーホリビザや学生ビザのように、個人が「就労ビザを取得したい!」だけで申請することはできません。

まず、カナダ労働省(ESDC)はその就労ビザを発行するのが妥当かどうか、就労ビザを申請している個人ではなく、その人が働く企業を調べます。

そのため、申請者本人よりも、スポンサーとなる企業の方が大変です。

申請のための手続きや必要書類の準備、雇用主はカナダ労働省からの電話面接を受けるなど、申請には雇用主の協力と理解が欠かせません。

申請のための手続きや準備といった部分では、大変なのは自分よりも企業や雇用主であるといえます。

2、お金と時間がかかり、精神的ストレスが大きい

就労ビザを取得するためには、申請手続きを進めるための申請費用がかかります。

ちなみに、就労ビザの申請費用は155ドル(約1万3千円)です。
※カナダドルの円換算は1CAD=87.08円(2021年4月時点)

各ビザの申請料は、カナダ政府の公式サイトから現時点の正式な情報を確認してください

しかし、別の記事でも紹介していますが、自力でビザ申請を行うのは大変リスクが高いため、ビザコンサルタントに申請のための手続きを代行してもらうのが一般的です。

この場合コンサル料がかかります。

このコンサル料が安くはなく、大体20~50万円程度かかる見込みです。
ちなみに、私の場合は諸々込みで約22万円でした。

さらに、ビザの申請をして取得するまでに、早くても4か月から6か月かかると言われていて、私の場合は約6か月かかりました。

カナダ政府公式サイトから申請にかかる期間を見ることができます。

【結論】取得するまでは大変。取得した瞬間は感動!

結論として言えるのは、就労ビザを取得するまでの道のりは決して簡単ではないということ。

まず、就労ビザのサポートをしてくれる雇用主に出会う必要がありますし、お金や時間がかかるといった精神的なストレスもあります。

それでも、複雑なビザの仕組みを理解できるように努力し、取得のために必要な手段を模索した結果に得られる就労ビザの重みや感動は、言葉にできないほど嬉しいものです。

取得するまでにも様々なプロセスがあり、決して簡単な道ではないカナダの就労ビザ取得。

そんな大変なビザを無事に取得できたのだとしたら、その後の生活はいいこと尽くし!

と思いたいのですが、実はそればかりではないことも…。

私が就労ビザを取得して感じたメリットとデメリットを解説していきます!

カナダで就労ビザを取得する5つのメリット

1、カナダで働きながら生活できて旅行も行ける!

1つ目は、ビザ期間中はカナダで働きながら生活ができて、海外旅行(カナダ以外の国)への旅行も自由にできることです。

カナダで働くためのビザなので、当たり前に感じるかもしれませんが、就労ビザを取得する最大のメリットはこれです!

実は私のようにワーホリビザから就労ビザに切り替えようとする人の場合、就労ビザの審査に時間がかかり、審査途中でワーホリビザの期限が切れてしまうことがあります

一応ブリッジングビザ(橋渡しビザ)という「この人は就労ビザを申請中ですよー」ステータスになるのですが、きちんとした有効なビザが手元にないのでカナダ国外に出てしまうと、再入国ができなくなるんです。

なので、就労ビザを取得することで、初めてカナダを自由に出入りできるようになるという訳です。

就労ビザの期間は人によって異なりますが、大体1年~2年のものが多いです。
その間は働いてしっかりお金を稼ぎながら、カナダ生活を満喫できます!

2、カナダの永住権申請に向けたポイントを稼げる

2つ目は、カナダの永住権申請に向けたポイントを稼ぐことができること!

就労ビザを取得した後、永住権に切り替えてカナダへの移住を考えている人も多いですよね。

カナダの永住権申請には、ポイント制度が採用されています。

英語力(IELTSのスコア)年齢など、様々な項目をポイントごとに評価し、そのポイントの合計が高い人から順に招待を受けて、初めて永住権申請に進むことができます。

その項目の中には『カナダでどのくらい働いたか』もあり、ポイントにつながってくるのです

就労ビザを取得することで、カナダへの永住の可能性も見えてくるのは魅力的ですよね。

3、ビザのストレスから解放され精神的に安定する

3つ目は、ビザのストレスから解放され精神的に安定することです。

就労ビザは、申請しても却下される場合もあります。
結果は、最終的にビザが手元に来るまで分からないのでドキドキです。

自分はしっかり必要書類を提出したつもりでも、移民局やカナダ労働省に届いていないと言われることがあったり、予定よりも大幅に時間がかかったりするので、その間は「無事にビザが下りるか」という不安がつのります。

ビザが下りなければカナダに滞在できなくなり、日本に帰るしかありません。
かかるストレスや不安は大きいです。

自分の将来がかかっているわけですから、気にしないわけにもいかないですよね。

そういったフラストレーションから解放されて、思い切りカナダ生活を楽しめるのは精神的にとても落ち着きます。

4、しっかり働けるので生活が安定する

4つ目は、しっかり働けるので生活が安定することです。
精神的に安定し、収入も安定すれば文句なしですよね。

就労ビザはカナダで働くためのビザなので、週30時間以上(フルタイム)働かなければならないと定められています。

私は、ワーホリビザで働いている時からフルタイムで働いていましたが「稼ぎたいからシフトを多めに入れて欲しい」とマネージャーに頼んでも、他のスタッフとの兼ね合いで入れてもらえないこともありました。

就労ビザを取得すると、雇用主であるマネージャーは私が週30時間働けるようにシフトを組まなければならなくなります。

そのため、ある程度安定した収入を月々得られるようになるのです。

ぜいたくはできませんが、毎月安定した収入があるのは、生活していくうえでとても助かります。

5、人間関係が広がる

5つ目は、人間関係が広がることです。

私はワーホリビザから就労ビザに切り替えました。

コロナの影響で就労ビザ期間まるまるカナダで過ごすことはできませんでしたが、もし何もなければ、ワーホリビザの1年間+就労ビザの2年間、合計で3年間カナダにいれるはずでした。

※これについてはこの後のデメリットの部分で詳しくお話します。

3年間もカナダで生活していれば、もちろん別れもあるでしょうが、人間関係は広がっていきますし、私は1年半カナダで生活していろいろな人と出会うことができました。

「いつかお別れしなければならない」

という別れを前提とした付き合いではなくて、ある程度長いスパンで人間関係を築いていけるのは、就労ビザを取得して長く滞在する魅力のひとつでしょう。

カナダで就労ビザを取得する3つのデメリット

1、ビザの期限が切れた後のことを考える必要がある

1つ目は、ビザの期限が切れた後のことを考える必要があることです。

就労ビザは延長できますが、再申請には最初に申請した時と同じ金額の申請料がかかり、ビザコンサルタントを利用するなら、手数料を支払う必要もあります。

それではさすがにコスパが悪い。
じゃあ、永住権申請にしよう!

と思っても、永住権申請はお金も時間も就労ビザ以上にかかります。

準備する書類や手続きも多いですし、世界的に多くの移民を受け入れていると評判のカナダでも、永住権取得は決して簡単ではありません。

しかも、永住権となるとその後の人生をカナダで築いていくと決めることですよね。

日本にいる家族や友達、自分の将来のキャリアなどにかかわり、人生を大きく左右する決断なので、なかなか簡単には決められません。

海外で暮らすということは、常にビザのことを考えるということです。

やっと就労ビザを取得できたとしても、1年や2年はあっという間に来てしまいます。

ビザを取った瞬間から、次のビザに向けた準備が始まっているとも言えます。

2、職場や雇用主が限定され自由に転職できない

2つ目は、職場や雇用主が限定されるので自由に転職できないことです。

就労ビザの中には、ワーホリビザのように職場や雇用主を限定せずに、カナダ国内のどこででも働けるオープンワークパーミットと、職種や雇用主を限定した、特定の場所でしか働けないクローズドワークパーミットがあります。

職場や雇用主が限定されたクローズドワークパーミットの場合、就労ビザを取得したその職場でしか働くことができないので、職場環境や給料などに不満があっても簡単に辞めて転職することができません

最初に就労ビザのサポートをしてもらう時に、その職場でこれからやっていけるかどうかも検討する必要があるでしょう。

3、レイオフ(解雇)の可能性がちらつく

3つ目は、会社都合の解雇、レイオフの可能性があることです。

これは実体験として痛感した部分です。

私は、今回のコロナのパンデミックの影響で、就労ビザのスポンサーとなってくれたスタバから経営が悪化して、継続して雇うことができないと解雇され、日本に帰国することとなりました。

私の就労ビザは、職場と雇用主が限定した就労ビザだったので、解雇された場合は効力がなくなり、カナダで働けなくなります。

別の企業に就労ビザのスポンサーになってもらい、新たな就労ビザを取得すれば働けますが、私は特にカナダで通用するスキルも資格もなかったので、可能性としてはゼロでした。

カナダでは、こういった会社都合のレイオフ(解雇)が頻繁にあります。

日本は一度採用したら、よほどのことがない限り解雇されることはありませんが、カナダでは、会社の経営を理由に解雇されることはよくある話なのです。

そのため、雇されても他の企業でやっていけるスキルや資格があることは非常に大切です。

ITやWEB系は需要も高いので、やっていける可能性が高いですが、私のケースのように飲食店やサービス業だと、次のビザのスポンサーを見つけるのは大変でしょう。

まとめ

カナダで就労ビザを取得するメリットとデメリットを紹介しました。

ワーホリビザから就労ビザを取得した私が強く感じるのは「手に職がある人は強い!」ということです。

看護師や介護士、IT関連の知識、専門知識が必要な職種は、世界中どこでもその資格で挑戦することができます。

もちろん、カナダの資格に書き換えたり英語力が必要だったりしますが、手に職があり、専門知識を持ち合わせていることは就労ビザを取得するうえで大きな強みになります。

別の記事でカナダのCo-opプログラムについて紹介しましたが、カナダで専門スキルを身に付けるための専門学校やカレッジに通って、そこから就労ビザを狙うことも可能です。

就労ビザを取得する方法はいろいろありますが、もし、あなたに何かスキルや資格があれば、ぜひそれを活かしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか

ポイント

<就労ビザを取得するのは大変?>

・就労ビザは自分では申請できず、スポンサーになってくれる雇用主の理解と協力が必要
・お金と時間がかかり、精神的なストレスが大きい

<カナダで就労ビザを取得するメリットとデメリット>

メリット
1、カナダで働きながら生活できて旅行も行ける
2、カナダの永住権申請に向けたぽいんとを稼げる
3、ビザのストレスから解放され精神的に安定する
4、しっかり働けるので生活が安定する
5、人間関係が広がる

デメリット
1、ビザの期限後について考える必要がある
2、職場や雇用主が限定され自由に転職できない
3、レイオフ(解雇)の可能性がちらつく

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