転職か?ステイ?キャリアプランに悩んだ30代女子の決断

30代女子の葛藤
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転職。
今の会社に残る。

両者は世代、ジェンダー、既婚・独身問わず大きな問題ですよね。

そもそも、転職を考え始めるきっかけには様々な背景があり、悩むポイントは人それぞれでしょう。

年収?
やりがい?
はたまた人間関係…

正解がないからこそ多くの人が悩み、答えを探すのではないでしょうか。

そんな私も昨年の11月頃から、真剣に自分のキャリアについて考え、悩み、自問自答を繰り返してきました。

結局、その答えが出たのは年をまたいで2月でしたが、そこに至るまでのプロセスを記録の意味も込めて残していこうと思います。

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人生のリアルな決断を迫られる30代

そもそも、30代が近づくにつれて、人生の転換期を迎える人は多いかと思います。

結婚や妊娠、出産。
昇進や転職、独立…

など人によってさまざまなライフステージへ転換していく時期です。

私も27歳でカナダへワーホリへ行き、ある意味ライフステージが大きく変わりました。
そちらについては別の記事で詳しく書いているので、ワーホリ、カナダに関してはそちらをご覧ください。

転職を考え始めた3つのきっかけ

1、漠然とした将来への不安

帰国して29歳で今の会社に営業として入社。
約2年働いて31歳の昨年末。

「あれ…このまま今の会社で今の働き方を続けていていいのか?」

と漠然とした不安に襲われたのが転職を考え始めたきっかけだったと思います。

仕事はある程度こなせるようになり、特に問題はなかったのですが、その問題がないことが私にとっては問題だと感じたのです。

毎日が刺激的である必要はないですが、毎日ただなんとなく漫然と過ごしているような気がしてならなかった。

新しいことに挑戦したくても、突っ走れるような風土がない。

会社はベンチャー企業といいながらマニュアル人間ばかりで、滞りなく現状維持ができればそれで良い。

このままここに留まることに不安しか感じなかったのが一番大きなきっかけだと思います。

2、職場の人間関係

やはり転職を考える理由に入ってくるであろう、職場の人間関係。

詳細は省きますが、やはり物理的に環境を変えるしかない。
と思ったこともきっかけのひとつです。

チームメンバーと自分のモチベーションや価値観が離れていっていること
コミュニケーションが取りづらくなってきたこと
些細なミスやトラブルを必要以上に大きくする人がいたこと

などが主な理由です。

3、新たな可能性を探りたい

結婚や妊娠の予定はなかったので、このままキャリアを積んでいくことを考えた時に、同じ働き方を続けるよりも、転職して新たな可能性を探った方が良いのではないか?

そう考えたこともきっかけになりました。

営業歴2年
幼稚園教諭歴6年
スタバ歴2年(日本の半年+カナダの1年半)

異色のキャリアといえば異色だし。

何か新たな可能性を探れるんじゃないか。

そんなことを考えながら転職活動を開始しました。

転職活動開始!しかし…

転職を決意し、ほとんどの人がするのは転職サイトや転職エージェントの登録ですよね。

私もCMで流れる各転職サイト、エージェントには軒並み登録し、エージェントとオンライン上や電話で面談を受けました。

前回の転職活動の時は転職エージェントにかなり助けてもらって今の会社に転職できたと感じていたので、ちょっと今回も助けてもらおうと思ったのです。

やはりネックか?年齢の問題

エージェントから突き付けられた現実は「年齢」でした。

どのエージェントも必ず「31歳の今、まだ若いうちに(今日が一番若いと言いますよね)転職するのが良い」という話。

それはそうですよね。
転職エージェントは求職者の転職を成功させて収益を得ているわけですから。
全力で転職を勧めてくるわけです。

希望職種が分からない

ただ、じゃあ次何をしようか?
と転職先を悩んだ時に、明確に「これがやりたい」ということがなかったのです。

エージェントはしきりに現職のキャリアを活かした営業職を勧めてくるのですが、正直、営業がものすごく好きでこれからもずっと続けていきたいのかと聞かれると、それは「No」なんです。

営業は数字を追っていくし、常に人とコミュニケーションを取る必要があるので自分の性格に合っているような気もしますが、結局、お客様が神様文化が根強かったり、チームのミスでも自分事として謝罪してばかりだったりと嫌気もさしていました。

もちろん、どの職業、職種でも理不尽、不条理はつきものであると理解しています。

けれど、今はなんだか自分の心がすり減っていっている感じを拭えない。

じゃあ、今のまだ若いうちにキャリアチェンジした方がやっぱり良いのかもしれない。

でも、やりたいことは明確にはない。
となると、エージェントが言うように同業種への転職?

でも、次の転職である程度決め切りたい。

そうなると、適当な判断はできないから十分考えたい。

でも、時間はない。

の堂々巡りを続けていました。

友人・知人…とにかく相談しまくる!

私は悩んだり壁にぶつかったりした時、一人で解決するより周りに相談しながら解決するタイプなので、片っ端からいろいろな人に相談しました。

友達は「やりたいようにやればいい。今転職したい。という気持ちが強ければ転職すればいい」と、どちらとも取れるアドバイスをくれました。

友達や知人に相談することの何が良いかって、別にアドバイスはなんでも良いのです(笑)
自分の悩みや葛藤を言語化させてもらえることなのです。

要は「話を聞いて欲しい」
これに尽きます。

もちろん、参考にはさせてもらいますが、その人の言葉を100%鵜呑みにして、思うような結果が出なかった時に、その人は責められないですよね。

自分の人生に責任を負うのは自分なので。

しかし、今回は言語化すればするほど、考えがまとまらなくなっていったことが問題でした。

【体験談】キャリアライフコンサルタントを使ってみて

滑り出しは順調…

そんな堂々巡りの悩みを続けていたにも関わらず、とにかく退路を断って進まねば!
と思った私は、次は決まっていませんでしたが、上司に「3月末で辞めます!」と退職を宣言(笑)

驚いた上司は「ちょっとまだ次が見つからないから、退職時期は調整させて欲しい」
とのこと。

悩みまくった私は、たまたまインスタでキャリアライフコンサルタントというものに出会いました…

「誰でもいいから自分の人生、どう決めていけばいいか教えてくれ!」と藁にもすがる思いでセッションを予約。

すると、いかにも仕事ができそうな方がカウンセラーとしてオンライン上の画面に登場。

頭が良い方と話すのはとても勉強になるので、私の悩みやキャリアプランに関して興味深い観点から意見をもらうことはできました。

自分の長所や短所
目指すゴールの明確化
課題感の抽出

さすが資格をお持ちのプロの方。
課題の因数分解が非常にお上手でございました。

問題は後半のお金の話に入った頃から…

しかし、当然ですがそういったプロの方が私のような一般ピーポーの悩みを無料で聞いてくれるわけがないのです。

資本主義社会の基本はお金。
当然、本格的なセッションを行うのには料金支払いが必要でした。

「今回は初回のあくまで体験コース。
続けてセッションを受けるのは数十万がかかる。
今この場で契約すれば入会金の数万が無料になる」

「あなたのような人がうちのターゲットで、これまでもあなたと同じような悩みを抱える人がこのセッションを通して自分と向き合い、確実な将来へ足を踏み出している」

「料金は高いかもしれないが、未来への投資と考えたら決して高くない金額だ」

「今料金を払って明るい未来を手に入れるか、生涯よく分からないものにお金を使うか、どちらが効率的でしょうか?」

(今、文字起こししてみると、絶対やばいやつだと分かるのですが、その瞬間は意外とすんなり聞けてしまうから怖いんですよね)

おおおお、急に怪しい勧誘、宗教臭が強くなってきた。
と疑り深い私は返答をステイ。

そもそも自分の人生を決めるのに、なぜお金を払わなければいけない?
と我に返ってお断りすることにしました。

※そういったサービスにお金を払うことが悪だとか、間違っているという話ではなく、私個人はそう感じた。というあくまで主観をお話ししています※

自分の市場価値について

で、そんな悩みに悩みまくって、そろそろ本気ではげるかもしれないと思った時に、縁あってお会いした少し年上のお姉さまから言われた言葉がガツンと来たんです。

「今の会社では評価されているかもしれないが、申し訳ないけれど今のキャリアだと市場価値は見えている」

つまり、私の市場価値は自分で考えているより社会的には高くない。
という結構ショッキングな言葉でした。

自分の市場価値。
身内以外から見た自分の価値。
それは悲しいかな、学歴や職歴、これまでの経歴でジャッジされるんですよね。

今の会社で一定の評価を受け、ちやほやされていたとしても、それが社外にも通じるかどうかは別問題。

やりたいことがあったとしても市場価値が低く、その対象の企業から相手にされなければ、そこに所属することはできない。

つまり、やりたいことをやるために市場価値を上げる必要がある。
ということ。

そして出した結論

紆余曲折ありながら私が最終辿り着いた結論は「今の会社でキャリアを積む」でした。
上司と交渉し、役職と昇給を付けてもらいました。

今この記事を書いているのは2023年4月で昇格してから2か月が経っているのですが、正直しんどいです(笑)

増えた仕事と責任。
部下もできて、自分が仕事をこなすだけではなく、部下の教育も必要になる。

「あの時、転職することにしていたら…」
と考えてしまうことももちろんあります。

ですが、たくさん悩んで、自分で考えて出した答えだから後悔はないです。
たられば論を考えたらきりがありません。
もう自分が出した答えを正解にしていくしかできないので、そうしようと思います。

ここでキャリアアップしたことはきっといつかのどこかのタイミングで生きてくる。
そう信じるしかない気がするのです。

もちろん、今の会社で永遠に働くつもりはありませんし、ある程度で次のステップへ必ず移ります。

今はしんどくても、そのための充電期間と思ってやるしかないです。

まとめ

転職か?ステイか?
キャリアプランに悩んだ私の葛藤をつらつらと書きました。

正直「だれ得?」とも思ったのですが、同じような悩みを抱える人に「こんな人もいるのか」と安心や励ましを送れたら嬉しいです。

前述していますが、自分の人生を決めるのは自分で、誰かに言われた通りに決めても、あとで責任を負うことになるのは自分です。

自分が後悔しないように、多少しんどくても、辛くても「自分で考える、悩む」行動をスキップはしてはいけないと私は思います。

今、私と同じように悩んでいる人の背中を押せたら嬉しいです。

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