ワーホリ後の転職活動の結果は?海外経験を効果的にアピールする7つのフレーズ

帰国後
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ワーホリ後の日本の転職活動がどのような形で進むのかは、ワーホリから日本のキャリアへのつながりを考えた時に気になるポイントですよね。

私はコロナの影響で、就労ビザを取得していたスタバから解雇され日本に帰国し、2020年9月中旬から転職活動を始めました。

そして、11月中旬、無事に志望していたIT企業の営業職として内定をいただき、長かった転職活動が終わりました。

以前、ワーホリを日本の転職活動にどうつなげるかという内容の記事を紹介しましたが、今回はその【結果編】でワーホリや就労ビザ、カナダの経験を就職に活かせたのか紹介していきます。

「ワーホリや留学経験を日本の転職活動に活かしたいけれど、どうアピールすればいいか分からない」という人や「ワーホリは経歴に穴を開けることになるのでは?」と不安な人におすすめの内容です。

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ワーホリ・就労ビザ経験は転職に活かせたの?

直接的には海外経験は関係ない

私が内定をいただいた企業は、外資系や英語を使う環境ではない一般企業です。

外資系企業や留学エージェントのような、直接的に海外経験を活かせる職種ではありません。

なので「海外経験を活かして転職したのか?」と聞かれたら、答えは「NO」になります。

ワーホリ前のキャリアが採用のきっかけ

私が採用をいただいたきっかけは、ワーホリ前の日本でのキャリア
幼稚園教諭という経験でした。

だからといって、教育現場に戻るわけではありません。
幼稚園や保育園にサービスを提供する営業職として採用されました。

幼稚園とは違ったフィールドで、新しい角度から教育現場に携わることになりますね。

精神面や思考面では大いに活かせた!

精神面思考面では海外経験を大いに活かせたと感じています。

カナダでのワーホリや就労ビザを取得した経験があったからこそ、挑戦する気持ちが持てたり、自分の強みや長所を自信を持って言えたりできました。

実は、転職活動初期は、海外経験を活かしたいと外資系企業や英語を使う職種を探していたこともありました。

しかし、それにこだわっていると厳しいことに気付いて、早い段階で方向転換できたのも、カナダで学んだ「ダメなら次にいく!」精神が発揮できたからだと思います。

海外経験を効果的にアピールできる7つのフレーズ

「ワーホリや留学といった海外経験をどうアピールするか?」
というのは、海外から日本に戻ってきて転職活動をしている人の大きな悩みですよね。

ここでは、履歴書や面接で効果的に海外経験をアピールするフレーズを紹介します。

「海外経験ってこんな風にアピールできるんだ!」と、アイデアの引き出しを増やすきっかけになれば嬉しいです。

1、チャレンジ精神がある

チャレンジ精神

  • ワーホリに行くことを決めた
  • ひとりで海外で生活した
  • 海外で働いた

こういった経験は全てチャレンジ精神がなくてはできませんよね。
海外に飛びだせたチャレンジ精神は、日本の社会でも十分発揮できる力のひとつです。

ワーホリに行くことを決めて様々な不安を抱えながらも、現地で生活し働けたのは、挑戦する気持ちがあったから

そういった精神は、仕事をする上でも大きく求められるものでしょう。

2、異文化や多様性を理解している

異文化や多様性を理解していることもアピールできるポイントです。

異なる文化や価値観を持つ人たちと働いたり、一緒に生活したりすることは、誰もが経験できることではありません。

日本でも最近は「多様性を受け入れよう」「異なる価値観の人を認めよう」と叫ばれていますが、多様性や異なるものを受け入れる経験をしていないのに、理解するのは難しいですよね。

ワーホリで海外を経験している人は、実体験として自分がよそ者のアウトサイダー(外国人)として生活した経験を持っています。

外国人である自分を現地の人が優しく受け入れてくれた経験。

いろいろな価値観を持つ人たちが、お互いに絶妙な距離感を保って生活していることを目の当たりにしたこと。

理論を語るより、体験談として語れるのは大きな強みになるのではないでしょうか。

3、新しい環境にも柔軟に適応できる

ワーホリで海外に行くと、初めは日本と全く違う言語、習慣を持つ国の雰囲気に戸惑います。
しかし、数か月も経てば現地の環境に柔軟に適応して、なんとか生活できてますよね。

最初は電車の中でピザやハンバーガーを食べる人に衝撃を受けても、次第にそれが当たり前になる。

英語でのコミュニケーションだって、最初は緊張してドギマギしていたのが、“Can I have a medium latte? Please.”と意識しないで出てくるようになったり。

これって、とてつもない吸収力と適応能力だと思います!

企業が不安視するのは、採用後いかに新しい職場で活躍できるかですよね。

「私のスタイルはこうだから」
「前の職場ではこうだったから」

となかなか自分を曲げられない人よりも、どんな状況でもしなやかに受け止められる柔軟さや、適応能力のある人の方が、一緒に働きやすいですよね。

4、好奇心旺盛に前向きに取り組める

ワーホリに興味を持ったあなたはきっと好奇心旺盛
そして、実際にワーホリに行ったあなたは好奇心を行動につなげられる前向きな人だと私は思います。

好奇心がなければ、そもそもワーホリに行こう。海外で働いてみようとも思わないですよね。

好奇心旺盛にいろいろなことに取り組める人や、前向きでポジティブな人の方が、仕事を進める上でもプラスになるのではないでしょうか。

5、広い視野で物事を判断できる

日本から飛び出して、海外で生活したことによって、日本では気付けなかったことや、世界の広さを実感することができます。

私も日本にいた時は、真面目に社会人として働くことが当たり前。
女性は30歳になる前に結婚しなくちゃ。
という感覚がありました。

しかし、一歩海外に出てみると「あなたどうやって生計を立てているの?」と聞きたくなるような働き方、生き方をしている人がいたり、女性の幸せは結婚以外にもたくさんあることを証明している人がいたり。

いろいろな生き方をしている人との出会いは視野を広げますし、世界の常識を知ることで物事の理解も広がります。

そういった視点の広さは、ワーホリや海外経験をしたからこそ持てる強みではないでしょうか。

6、困難に立ち向かい、自力で問題を解決する

ワーホリや海外生活では、予想外のハプニングやどうしようもできないような困難に遭遇することがあります。

それでも、日本の常識が通じない海外で、英語をなんとかこなしながら自分で解決しなければ生きていけないですよね。

完璧に解決できなくても、解決のための方法を自分で探さなければいけない。

困難に立ち向かい、自力で問題を解決しようとする力は、ワーホリで大きく培われるもののひとつです。

問題解決能力や、レジリエンスといった点は、日本でも活かせる大きな強みでしょう。

7、国籍問わずコミュニケーションが取れる

ワーホリや留学、海外経験で英語をしっかり身に付けられた人は、英語でのコミュニケーション能力をアピールすることもできます

国籍関係なくコミュニケーションが取れる能力は、英語力に限った話ではありません。

国際理解があったり、海外の人とのコミュニケーションにおけるマナーや常識が身に付いていたりすることも大きな強みです。

日本での英語力の証明はやはりTOEIC

日本で英語力を証明するにはやはりTOEICが最適です。

私はIELTSをカナダで受験しましたが、IELTSのスコアを履歴書に載せても、日本での認知度の低いIELTSは、いまいち英語力の証明にはつながりませんでした

日本で英語力を証明するのには、やはりTOEICのスコアが効果的でしょう。

ワーホリから帰国したら、英語力をチェックするためにもTOEICを受験してみてもいいかもしれません。

海外経験や英語にこだわりすぎないことも大切

「ワーホリ経験を活かす=英語を使う」だけじゃない!

「ワーホリ経験を活かす=英語を使う」だけではないと、少なくとも私はそう思います。

ワーホリや海外経験を活かそうと考えると、外資系企業留学エージェントなど、海外とつながりを持てたり英語を使ったりできる仕事をしたいと思う人も多いのではないでしょうか。

私も最初はそう考えていましたが、現実はそう甘くはありませんでした。

外資系企業は募集条件が厳しく、コロナの影響で留学業界は採用活動すらしていません。

外資系企業や留学エージェントは、確かに英語力や海外経験を活かせるかもしれませんが、仕事内容は果たして本当にあなたがやりたいことでしょうか

ワーホリ経験を活かす方法は英語を使う職種以外にもたくさんあります。

先ほど紹介したように、チャレンジ精神だったり、問題解決能力だったりワーホリを通して得たものには、英語力以外にもいろいろあるのではないでしょうか。

状況を冷静に整理してみよう

転職活動をしばらく続けていると、自分が何を目指しているのかどんな仕事をしたいのか分からなくなってしまうことってありますよね。

特に海外で働いていて日本に戻ってくると、日本の働き方そのものに違和感を抱いたり、逆カルチャーショックを受けたりすることもあります。

そういう時は、まず冷静に状況を整理してみましょう。

・自分が走っている方向がこれでいいのか
・経験を活かすことが大切?自分がやりたいことが大切?
・どういう業界、職種で働きたいのか

ひとつずつリストアップしながら考えてみると、答えが見えてくるかもしれません。

まとめ

ワーホリや就労ビザの経験が転職活動に活かせたのかどうか、結果編として紹介しました。

私は今回ご縁があって内定をいただくことができましたが、もし、転職活動を始めた当初のように、経験を活かしたい一心で外資系企業や留学業界ばかり求人を探していたら、ずっと仕事を見付けられなかったと思います。

ワーホリは履歴書に書いても評価されないのがほとんどです。

他人から見れば”履歴書のブランク”と受け取られるものかもしれませんが、私にとっては価値観や人生観を変える大きなきっかけになった大切な経験です。

それに仕事で経験を活かせなくても、どこかのタイミングで花開く時が来るかもしれません。

これからの人生、経験を活かせる場所や方法はいくらでもあります!

ワーホリ後の転職活動、決して楽ではありませんが、どうか自分を追い込まずにいろいろな可能性を探してみてください。

ポイント

<海外経験を効果的にアピールできる7つのフレーズ>

1、チャレンジ精神がある
2、異文化や多様性を理解している
3、新しい環境にも柔軟に適応できる
4、好奇心旺盛に前向きに取り組める
5、広い視野で物事を判断できる
6、困難に立ち向かい、自力で問題を解決しようとする力
7、国籍問わずコミュニケーションが取れる

<海外経験や英語にこだわりすぎないことも大切>

・「ワーホリ経験を活かす=英語を使う」だけじゃない!
・状況を冷静に整理してみよう

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