カナダワーホリ経験者の私は、帰国してもやっぱりカナダが好きです。
「また行きたいか?」
と聞かれれば、迷わず「YES!」と言います。
なぜそんなにカナダが好きなのか。
それはワーホリで過ごした約1年半のカナダ生活が本当に幸せだったから。
辛いことや苦しいこと、もちろんありましたが、今振り返ると全てが宝物のような思い出です。
なぜそんなにカナダが好きなのか。
7つの理由を紹介します。
帰国した直後は主観的な視点でしかワーホリを振り返れませんでしたが、時間が経ったことで見えてくるものもあり…。
帰国して2年経った30代になった私が思うワーホリの価値について語っています。
1、多国籍な文化、雰囲気が好き!
まずは、移民大国カナダの多国籍な文化と雰囲気が好きだから。
特に私はカナダの多国籍な食文化が好きでした。
日本といえば日本食。
イタリアならイタリアン、フランスならフレンチ。
食の文化だけでいっても、その国ならではの食文化がある国ってありますよね。
では、カナダの料理ってなんでしょう?
強いていえば、ポテトにグレイビーソースをかけたぎっとぎっとの不健康フード『プティーン』
ただ、それをカナダの料理として真っ先に紹介するのはなんとも寂しい…
ちなみに私がカナダで好きになった食べ物は韓国料理とベトナム料理です。
「めちゃくちゃアジアンフードじゃん!」
そう思われるかもしれませんが、そのぐらい私が滞在していたバンクーバーにはアジア系の飲食店がたくさんありました。
しかもリーズナブルでおいしい。
ちなみにカナダで生活していた時は、そのすばらしい食文化のおかげで、体重は今より10kg重かったというちょっとした副作用もあります。
移民大国カナダ。
多国籍文化でみんなハッピーに暮らしている。
そうであれば良いのですが、残念ながら問題も山積み。
問題のひとつに人種差別問題があります。
私がカナダにいた時に感じた人種差別の問題について別の記事で紹介しています。
2、新しい経験をくれた場所だから
2つ目は、私に新しい経験をたくさん与えてくれた場所だから。
カナダで私は初めての経験をたくさんしました。
・シェアハウス生活
・英語環境で働くこと
・ビザの切り替え
・IELTS受験
・年4回の引っ越し(笑)
などなど、挙げればきりがありませんが、本当にたくさんの初めてに出会えました。
新しい価値観や考え方にも出会いました。
特に、LGBTQに対する考え方は日本にいた頃と大きく変わりました。
いろいろな人に出会って、その人の人種や性別は友達になるのに全く関係ないことを知りました。
日本にいた時に見ていたステレオタイプ的なイメージを良い意味で大きく覆してくれたのが、私にとってのカナダです。
もちろん、たのしい経験ばかりではなく、失敗もたくさんありました。
残念すぎる筆者の失敗談は別の記事で詳しくご紹介しています。
3、時間の流れ、自然に囲まれた環境が好き
3つ目は、時間の流れや自然に囲まれた環境が好きだから。
まず時間の流れ。
特に平日の17時以降のゆったりとした時間の流れが好きです。
仕事が終わって、みんな思い思いにゆったり過ごしているんですよね。
ジムで体を動かしたり、海沿いを散歩したり…
友達とレストランでディナーを食べたり。
日本で「華金」と呼ばれる金曜の夜のような時間の流れが、金曜以外の平日にもある気がしました。
仕事以外の時間が充実している。
仕事ありきの人生ではないところ。
日本で仕事人間の私は、そんな過ごし方がとても新しくて、居心地よく感じました。
そして、カナダの大自然。
バンクーバーは都会でしたが、郊外に出ると大きな公園や海があって、自然を身近に感じることができました。
わざわざ遠出をしなくても、自然に触れられるのは大きなリフレッシュになります。
4、みんなと同じでなくていい
4つ目は、みんなと同じであることを求められないこと。
これは、特にファッションやメイクに関する部分です。
日本だと近所のコンビニぐらいならまだしも、仕事や友達と会うとなると時間をかけて準備をして、メイクをしてある程度着飾るはず。
もしも、すっぴん、髪はぼさぼさ、部屋着スウェットで出勤なんてしたら「社会人としてのマナーがなってない!」と上司に怒られるかもしれませんね。
学生だったら制服。
就活生だったらリクルートスーツ。
会社員はオフィスコーデ。
みんな似たような服装、見た目であることが良しとされる文化、日本にはありますよね。
でも、カナダではこういった「みんなと同じでなくてはいけない」といった同調圧力を感じたことはありませんでした。
特にそれを強く感じたのが、職場のスタバ。
私はカナダのスタバで働く前、日本のスタバでも半年ほど働いていたのですが、日本のスタバで働いている人たちってみんな驚くほどおしゃれで、まさにトレンドを抑えた人たちなんですよね。
ところがカナダのスタバには(特にオープニングシフトだと)「寝起きでそのまま来ました?」って雰囲気のパートナーがいたり、逆にがっつりメイクのパートナーがいたり、いろいろな人がいます。
飲食店なので最低限の清潔感は求められましたが、それ以上のことは個人の自由でした。
その価値観が私はとても生活しやすかったんですよね。
自分の好みや心地よさでファッションを選べて、見た目のことでとやかく言われない。
それが社会人であっても。
快適過ぎる!
今は日本でがっつり社会人をしているので、日本の文化に倣って毎朝しっかりメイクして、髪を巻いて、オフィスコーデで出勤しています。
それはそれで好きですが、やはり堅苦しいと思ってしまうのが正直なところです。
5、居心地の良いカフェがたくさんある!
5つ目は、居心地の良いカフェがたくさんあること。
スタバやカナダで大人気のドーナツチェーン、ティム・ホートンズなどの安くてくつろげる空間があるチェーンのカフェが多いことも魅力のひとつです。
チェーン以外でも、その地域で愛されるローカルカフェがあちこちにあることもカフェ好きの私にはたまらない魅力です。
私がバンクーバーでおすすめのカフェ5つをBound to Bound様のサイト内で紹介していただいています。
興味のある方はぜひ覗いてみてください!
ワーホリや留学でカナダに行ったら「カフェで働きたい」と思っている人、多いのではないでしょうか。
バンクーバーのスタバで採用されるまで、いろいろなカフェにレジュメを配りまくった私の体験談を元に、カフェ面接の攻略法を紹介しています!
6、人生の選択肢が日本より多い
6つ目は、人生の選択肢が日本より多いこと。
カナダに行って、いろいろな人に出会って、人生には選択肢がたくさんあることを知りました。
転職は自分のキャリアを高めるために何回してもいい。
好きな人と必ず結婚という法律上の手続きを踏まなくても良い。
子どもを産む選択をしなくても良い。
それが社会全体で当然のこととして認められている。
日本人の私にとっては、カナダに移住する、永住するという選択肢もありました。
移住することへのハードルが日本より圧倒的に低いのも驚きでした。
日本にずっといたら日本以外の国で生きていく選択肢は見つけられなかったと思います。
7、カナダにいた当時の自分が好き
最後はカナダで生活していた当時の自分が好きだから。
もちろん、今のバリバリ働いている生き方も嫌いではありません。
でも、その生き方はどこか周りに合わせようとして、無理しているように感じてしまうのです。
カナダにいた時は、
私が就労ビザを取りたいからビザを取った。
私が旅行に行きたいから周りに遠慮せず休みを取った。
私が引っ越したかったからシェアハウスを引っ越した。
私が一緒にいたいと思える人がいたから、食事をしたり飲みに行ったりした。
全ての行動が I want to であって I have toではなかった。
上手く伝わらないかもしれませんが、自分の気持ちに素直に人生の決断を勢いよくできていた当時の自分の生き方に今は少し憧れています。
まとめ
カナダワーホリ経験者の私が、帰国してもカナダが大好きな7つの理由を紹介しました。
日本で暮らすのが嫌だ、カナダは全てハッピーだ。
と言いたいわけではありません。
どの国にも暮らしていくうえでメリットとデメリットがあるのは事実。
カナダで暮らしている時には、日本の暮らしに強い憧れがありましたし、日本って本当にすばらしい国だと再発見した部分もあります。
カナダから帰国して再発見した日本の良さについては、別の記事で紹介しています。
きっとカナダや日本以外にも素敵な国はたくさんあるんだと思います。
これから、またそんな国を見付けられたらいいな。