カナダワーホリを充実した、人生にとって忘れられない貴重な一年にする。
その成功の鍵は、どれだけ人脈を持てるかどうかです。
カナダで友達を作りたい、世界各国から集まる海外の人と関わりたいと思っている人は多いですよね。
ただ、カナダに行けばすぐに海外の友達ができるわけではありません。
まず、そういったコミュニティーに参加し、少しずつ仲良くなっていく必要があります。
そこで、カナダのワーホリで人脈を作るための5つの方法と、その際に気を付けるポイントを紹介します。
ワーホリを成功させるために人脈が大切な3つの理由
「いやいや。人脈なんか必要ないよ。カナダで自分ひとりで生きていくこともできるし、別に友達なんて必要ない」
そう考える人もいるでしょう。
しかし、ワーホリで人脈作りが必要なのは、友達づくりのためだけではないのです。
そこで、なぜカナダワーホリで人脈作りが大切なのか、その理由を紹介します。
1、海外でひとりで生きていくのは不可能
「ひとりで生きていける」
そう思う人。
海外でひとりで生きていくのは不可能です。
なぜなら、まず住む家を見つけなくていけませんし、仕事も必要ですよね。
そうなると、どうしても誰かの力を借りないとやっていけません。
自分でネットで探して見つけたとしても、実際に住むシェアハウスや職場での人間関係は必ずあります。
人とつながりを持って生きていくことになるのは、日本も海外も同じです。
特に、海外生活の場合、慣れない環境や言葉の壁など様々な障害があります。
そういった時に、誰か頼れる人がいたとしたら、かなり心の支えになりますよね。
私は、カナダワーホリで数えきれないほどの人に様々な意味で助けてもらいました。
中には名前すら知らない一瞬の出会いだった人もいます。
人脈をつくるために人とつながるのではなく、気が付いたらいろいろな人とつながっていた。
という表現の方が合うかもしれません。
2、仕事、家、友達探しにつながってくる
いろいろな人との人脈ができると、そこから仕事や家、友達探しにつなげることができます。
私がワーホリでスタバの仕事を見つけたきっかけは、たまたま参加したミートアップで知り合った人に紹介されたことでした。
自分が意図しないところで、運や縁といったものがつながっていくことが実際起こります。
特にカナダは、日本以上にコネ社会です。
仕事に関しては、求人広告を出す前に、すでに働いている人に「知り合いで誰かいい人はいないか」と聞くことがありますし、シェアハウスでも退去する人がいると、その人の知り合いに「誰か家を探している人がいないか」と確認することも多いです。
雇用主もシェアハウスのオーナーも、全くの赤の他人を迎えるよりも、少し素性の分かる知り合い程度の人の方が、信頼でき、安心してつきあっていけるだろうと考えます。
つまり、家や仕事を見つけるには、いろいろなところに人脈を作っておけば、そこから話が転がってくるかもしれません。
3、現地のリアルな情報を持っているのは人
カナダで生活していくにあたって、必要なのは情報ですよね。
右も左も分からないカナダで生きていくためには、いろいろなことを知らなければなりません。
スーパーはどこがいいか
シェアハウスを探す時にどこの物件がいいか
今求人を募集している所がないか
こういった情報は、もちろんネットを検索すれば出てくるものでもあります。
しかし、ネットの情報の中には正確でないものや、時間が経って古くなった情報もあります。
やはり、現地のリアルな情報を持っているのは、ネットよりも人間です。
自分よりも先に現地で暮らす人たちの情報は、タイムリーでネットよりも正確です。
時にはネットにはない、お得な情報やライフハック術なども知ることができます。
人脈をどう生かすかはあなた次第です。
”利用する”という表現は乱暴ですが、日本以上に人脈が物を言う社会だということは間違いありません。
人脈を作る5つの方法
では、どういった方法で人脈を作れるのでしょうか。
今回は大きく5つの方法を紹介します。
1、語学学校やカレッジなど学校に通う
カナダワーホリの場合、最長6か月間の通学が認められています。
英語力を高めるために語学学校やカレッジに行く人もいるでしょう。
そういう人は、学校で人脈や友達を作れるチャンスがあります。
学校で人脈を作るメリットは、同じようにワーホリや語学留学をしている日本人に出会えることです。
渡航して最初の頃は、英語力の問題もあり、なかなかカナダ人や海外の人とつながりを持つことも難しいでしょう。
そういった時期には、日本語が通じる日本人の友達がいることで、安心もできますし、そこから新たなつながりを紹介してもらうことも可能です。
英語を勉強するためだけではなく、人脈作りの場としても学校を上手く活用していきましょう。
2、meet up(ミートアップ)に参加する
2つ目は、meet up(ミートアップ)を活用する方法です。
ミートアップとは、いわゆるサークルのようなものです。
様々なカテゴリーやテーマのグループの中から、自分の興味や趣味嗜好の合うグループを見つけて、集まりに参加して、イベントやおしゃべりを楽しみます。
アプリからロケーションや自分のプロフィールなど、必要情報を入力すれば、誰でも簡単に登録できます。
3、フレンドリーな職場で働く
3つ目はフレンドリーな職場で働くことです。
カナダのワーホリの最大のメリットは、ワーホリ期間中、一年間の就労が認められていることです。
ワーホリビザはオープンワークパーミットと呼ばれる、雇用主や職場を特定せず、どこでも働けるビザなので、自分で働く職場を選ぶことができます。
せっかくなら、職場でも人間関係を広げて人脈を作っていきたいですよね。
職場によっては、ほとんど人と話すことがなく個人で黙々と作業するような所もありますし、和気あいあいと働ける所もあります。
職場の雰囲気を働く前から知るのは難しいですが、希望の職場や仕事があれば、事前に情報を仕入れて職場の雰囲気を探ってみるのも方法です。
4、誘われたパーティーやイベントに極力参加する
4つ目は、パーティーやイベントに誘われたら極力参加することです。
カナダ人や特に南米人はパーティー好きの人が多いです。
事あるごとにいろいろな名目でパーティーを開いて、大勢の人を招待しています。
そういったイベントには、友達の友達も呼ばれるので、主催者と顔も合わせたことのない人まで来てみんなで盛り上がっています。
そういったシーンでも、いろいろな人脈を作ることができます。
よく映画やドラマであるシーン。
”This is Mike, Mike, This is Kate.”
(こいつマイク、マイク。こっちはケイトね!)
という共通の友人がお互いを引き合わせてくれることもよくあります。
なので、誰かにパーティーやイベントに誘われて、時間とお金が許すのであれば可能な限り参加しましょう!
海外のパーティーやイベントの雰囲気を味わえるチャンスです!
5、自分から積極的に話しかける
5つ目は、自分から積極的に話しかけてみることです。
これはなかなかハードルが高いですが、やってみるとかなり自信につながります。
カナダには、バス停やスーパーでたまたま出会った人と会話を楽しめてしまう、スーパーフレンドリーな人がたくさんいます。
例えば、私がスタバで働いていた時に、その日初めて出会ったお客さんに「あなたの髪型とっても素敵!自分でヘアアレンジしたの?」とお客さんからお褒めの言葉をいただいたことがあります。
本来であれば、店員である私がお客さんに対して掛けるべき声掛けだったのかもしれませんが…
そういった、相手の素敵なところを素直に口に出して褒めたり、困っていそうだったらすぐに声を掛けて助けたりができる人が多いのです。
なので、レストランやカフェでたまたま隣の席になった人に、自分から話しかけることも決しておかしな話でもなく、カナダでは日常的に見られる光景です。
日本でやると、ナンパか、怪しいビジネスのお誘い?と疑ってしまう気持ちにもなりますが、カナダではごく自然のやり取りとして、新たな出会いのきっかけを作っています。
少し勇気がいることだと思いますが、まずは「いい天気だね」とか「あなたのバッグ、とっても素敵!」とか当たり障りのない声かけから始めてみてはいかがでしょうか。
人脈を作る時に気を付ける3つのポイント
カナダには、フレンドリーで優しい人がたくさんいます。
しかし、残念ながら、たまにそうではない人がいるのも事実です。
そこで、人脈を作る時に気を付けた方がいい3つのポイントを合わせて紹介します。
1、パーティーやイベントにひとりで行かない
先ほど、誘われたらいろいろなパーティーやイベントに参加してみてください。
と提案しましたが、行く時には必ず誰か頼れる人と一緒に行くようにしましょう。
特に女性がひとりでパーティーやイベントに参加するのは、危険も伴います。
ひとりということは、万が一あなたがいなくなった場合、そのことに気付いてもらえない。ということにもなりかねません。
どうしても一緒に行ってくれる人が見付からず、ひとりで行くことになった場合は、現地で誰か気の合う知り合いかパーティーの仲間を見つけましょう。
自分が万が一の時に声を掛けてくれそうな信頼できる人です。
パーティーやイベントはとても楽しいですが、家に帰るまで楽しかった思い出でおくためには、ある程度のリスクも予測しておきましょう。
2、知らない人が多い集まりでお酒を飲みすぎない
2つ目は、知らない人が多い集まりでお酒を飲みすぎないことです。
日本人でもお酒が強い人はいますが、欧米人や南米人は圧倒的に日本人よりアルコールに強いです。
医学的にも、アジア人は残念ながら白人や黒人よりもアルコールが回りやすいことが証明されています。
なので、パーティーやイベントで周りのペースに合わせてお酒を飲み進めていると、気付いた時にはかなり酔っぱらってしまったという状況も少なくありません。
気心知れた友達や仲間内であれば、多少酔っぱらっても危険は少ないですが、知らない人ばかりの中で酔っぱらって正しい判断ができなくなった場合、どんなリスクがあるかは分かりますよね。
お酒の量は自分でしっかりコントロールしましょう。
3、違法行為をしない!
よく「カナダは大麻が合法だから、日本人もカナダに行けば大麻ができる」という話を聞きます。
しかし、それは全くの嘘です。
日本人はカナダに行っても日本の法律が適応されるので、日本で違法の大麻は海外でも所持、使用した場合に違法とされ、厳しく処罰されます。
外務省もはっきりと文章で警告しています。
注意喚起(カナダにおける大麻(マリファナ)の合法化について)
(外務省ホームページ引用)
カナダは2018年6月から大麻が合法化され、大麻パーティーやイベントが行われています。
しかし、日本人がこれらに参加し、大麻の購入や所持、使用することは違法行為にあたります。
最悪の場合、強制送還ということもありえるので、違法行為は絶対にしない。
当たり前ですが、一番大切なことです。
まとめ
カナダワーホリを成功させるための鍵となる人脈を作る5つの方法を紹介しました。
「なんとなく人付き合いが苦手」「コミュニケーションを取るのが難しい」という人も、ぜひ一歩踏み出して人とのつながりを広げていってみてください。
人脈をつなげていくことで、思いをしないようなところから嬉しい話や提案、お誘いが舞い込んでくることが本当に多いです。
私は、日本に帰ってきてからも、カナダのワーホリでつながった人たちとSNSやメッセージ、実際に日本で顔を合わせて会ったしながらつながっています。
一生の友達や関係性を築ける仲間に出会えるチャンスがあるかもしれません。
ぜひ、いろいろなところに出掛けてみてください。
ポイント
<ワーホリを成功させるために人脈が大切な3つの理由>
1、海外でひとりで生きていくのは、ほぼ不可能だから
2、仕事、家、友達探しにつながってくる
3、現地のリアルな情報を知っているのはネットよりも人間
<人脈を作る5つの方法>
1、語学学校やカレッジなど、学校に通う
2、meet up(ミートアップ)に参加する
3、フレンドリーな職場で働く
4、イベントやパーティーに誘われたら極力参加する
5、自分から積極的に話しかけてみる
<人脈を作る時に気を付ける3つのポイント>
1、イベントやパーティーにひとりで行かない
2、知らない人が多い集まりでお酒を飲みすぎない
3、違法行為に参加しない!