6か月の語学学校は長すぎた!!ワーホリで語学学校はどのくらい通えば効果的?

ワーホリ
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ワーホリで渡航して、いきなり現地でやっていけるかどうか不安だし、英語も学びたいからと、語学学校に通う人は多いですよね。

私もワーホリビザでバンクーバーの語学学校に6か月通っていました。

結論から言ってしまうと、6か月も通わなくてよかったと今は思っています。

では、なぜワーホリで6か月の語学学校は長いと感じたのか、そして、どのくらい通えば効果的なのかを、体験を元に紹介していきます。

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ワーホリで語学学校に通うとしたらどのくらい?

語学学校にどのくらい通うかは、ワーホリの予算を組むうえでも大きな問題ですよね。

カナダのワーホリビザで就学できる期間は最長で6か月です!

1週間や1か月といった短期であれば、費用を抑えることはできますが、目標の英語力まで伸ばせるかどうか不安。

ワーホリビザで就学できる最長期間の6か月通えば、じっくり勉強できそうですが、費用は高くなります。

語学学校にどのくらいの期間通えばいいかは、現在のあなたの英語力目指す英語力によって異なります。

そこで、目的ごとにおすすめの就学期間を見ていきましょう。

そもそも、ワーホリで語学学校に通わないという選択肢も十分可能です。

私は語学学校に通いましたが「通わない選択肢もありだったな」と今は思っています。

① 学校の雰囲気が知りたい人はトライアルレッスン

トライアルレッスンとは、お試しで授業のことです。

ほとんどの語学学校がトライアルレッスンを実施しており、学校に問い合わせれば、入学手続きをしなくても授業を1コマ受けられます。

いくつかの学校のトライアルレッスンを受けてから、自分に合った学校を見極めて、正式に入学を決めるのもひとつです。

<こんな人におすすめ>

・その学校の雰囲気を実際に見てから入学するかどうか決めたい人
・現地に着いてから語学学校をじっくり選びたい人
・学校のパンフレットやホームページ情報だけでは実態は分からないと考える人

② お金や時間をかけずに英語を学びたい人は1週間~1か月

お金や時間をかけずに英語を学びたい人は1週間から1か月がおすすめ。

語学学校に入学する場合の最短コースは1週間です。

私も社会人3年目の時に、夏休みを使って1週間ロサンゼルスの語学学校に留学したことがありますが、文字通りあっという間でした。

やっと海外生活に慣れて、クラスの雰囲気や授業の流れを理解したころに終了。
という消化不良感があります。

正直、1週間で英語をしっかり身に付けるのは難しいというのが率直な感想で、あまりおすすめしません。

<こんな人におすすめ>

・あまり授業料にお金をかけたくないけれど、英語力もしっかり身に付けたい人
・語学学校に時間をかけずに、フルタイムでしっかり働きたい人
・生活に困らない程度の英語力があり、ブラッシュアップ程度の勉強で十分という人

③ 英語力をしっかり上げたい人は1~3か月

英語力をしっかり上げたいという人は1~3ケ月がおすすめです。

個人的には、3ケ月通えばひとつのクラスでテキストを一周することができ、必要な英語を網羅できると感じました。

私が知り合ったワーホリの人の中には、3ケ月語学学校に通ったという人が多かったです。

<こんな人におすすめ>

・英語力に不安があり、しっかり勉強したい人
・学校のアクティビティーに参加したり、海外の友達を作りたい人
・クラスをレベルアップして、確実に英語力の成長を実感したい人

④ ビジネス英語や医療英語など幅広く学びたい人は3~6か月

ビジネス英語や医療英語など、専門性の高い英語を幅広く学びたい人は3~6か月がおすすめです。

語学学校には、一般英語コースだけではなく、TESOLやJ-SHINEといった英語教授法を学べるコースや、IELTSやTOEFLなどの試験対策コースなど独自のプログラムを行っているところもあります。

<こんな人におすすめ>

・ビジネス英語や医療英語などより専門性の高い英語を学びたい人
・TESOLやJ-SHINEといった英語教授法を学びたい人
・TOEFLやIELTSなど英語認定試験で高スコアを目指している人

体験談:語学学校6か月のリアルな流れ

初日~2か月

Intermediate(中級レベル)

初日のクラス分けテストの結果、その時点での私のレベルはIntermediate(中級レベル)でした。

嬉しかったような、付いていけるかどうか不安なような複雑な心境でした。

その当時のクラスには、日本人は私だけで他にはチリ、ブラジル、韓国の人がいたのですが、本当に中級かと思うぐらい、みんなよく喋れるんです!

チリ人の女の子とペアワークをした時には、”What do you think about it?”と聞かれても、一体何のことを聞かれているのか分からずじまい。

ひたすら“Well….Ah….”と、どもりまくって、最終的には相手のチリ人の彼女は苦笑。

とにかく付いていくのに必死でした。

それでも、1か月を過ぎた頃からは少しずつ聞き取れるようになり、たどたどしくても自分の意見を答えられるようになっていきました。

2か月~4か月

Upper Intermediate(中上級レベル1)

2か月を過ぎる頃にはUpper intermediate(中上級レベル)に進むことになりました。

私の通っていた語学学校は、Upper intermediateのクラスがさらに2段階に分かれていたので、中上級レベル1からのスタートにでした。

まだまだスピーキングやライティングに課題はありましたが、リスニングやリーディングに関しては、ほとんど困ることなく授業に参加することができました。

ただ、3か月を過ぎた頃から、英語の伸び悩みを感じるようになったのです。

最初の頃は「英語が話せるようになっている」という実感が持てたのですが、3か月を過ぎるとそれが感じられなくなり、学校生活もマンネリ化し始めました。

そこで、私は何か明確な目標があった方がやる気にになるのではないかと考え、IELTSを受験することにしました。

受験するのは語学学校を卒業してから。
明確な目標を設定することで、やる気を上げていきました。

4か月~5か月

Upper Intermediate(中上級レベル2)

語学学校も残り2か月になったところで、Upper Intermediate(中上級レベル2)にステップアップしました。

IELTS対策コースを受講し始めたことで、私のやる気スイッチは再びONに!

それまでの一般英語コースとは違って、よりアカデミックな内容で複雑なテーマも多く、かなり集中して勉強した期間でした。

この頃には、それまで課題だったスピーキングやライティングも特に困らずに取り組めるようになりました。

また、授業で先生が提示するトピックの内容も、それまでの日常会話的なものから、時事ニュースやカナダの社会問題といったよりディープなものになっていきました。

6か月

Advance(上級レベル)

最後の1か月で、Advance(上級レベル)になりました。

IELTSの受験日が卒業した翌日だったこともあり、IELTS対策の勉強に集中していました。

中でもライティングのエッセイは、なかなかコツを掴むまでに時間がかかり、難しい!

個別にチューターを雇って、エッセイを添削してもらいながらIELTS本番に備えました

ただ、この頃になると仲の良い友達はほとんど卒業してしまい、後から入学してくる人たちと毎回同じような会話を繰り返すことに…。

そして、仕事の方も忙しくなっていたので、早く卒業したかったというのが正直なところです。

結論:語学学校に6か月通う必要はなかった

ざっと6か月の私の語学学校生活を紹介しましたが、結論から言うと語学学校に6か月通う必要はなかった!

もちろん、IELTSを受けるための勉強がしっかりできたので後悔はしていません。
学校に通っていなかったら、ライティングやスピーキングなど自分で対策できないものはどうやって進めたらよいか分からなかったですし。

ただ、それでも6か月は長かったし、何よりもったいなかった!

2か月目ぐらいからは、スタバの仕事も始まっていたので、仕事と学校の掛け持ちで体力的にもきつかったかなあ…。

アドレナリンが出まくっていたのでその当時は乗り切れましたが、今振り返ると結構ギリギリでしたね。

では、なぜ語学学校に6か月通うのがもったいないのか。
その理由を5つ紹介します。

ワーホリで語学学校6か月はもったいない5つの理由

1、授業料が高くなる

1つ目は、授業料が高くなることです。

当たり前ですが学校に通う期間が長くなれば、その分の授業料もかかります。

学校によっては、長期割引キャンペーンといった、ある一定期間のコースを契約する際の割引がきく場合もありますが、そもそものかかる金額が高いです。

私は、6か月セミフルタイム(午前1コマ+午後1コマ)の授業料と入学金で約60万かかりました。

これでも長期割引がきいています。
なかなか大きな出費でした。

2、フルタイムで働ける期間が短くなる

2つ目は、フルタイムで働ける期間が短くなることです。

ワーホリビザは渡航した日から一年間働くことができるビザです。
オープンワークパーミットで、カナダ国内のどの職場でも働くことができます。

しかし、学校に通っている間は、フルタイムで働けないので、パートタイムでの勤務になります。

せっかくオープンワークパーミットで、場所や就労時間などの縛りがないのに、フルタイムで働ける期間が短くなってしまうのはもったいないですよね。

もちろん、学校に行きながらフルタイムと同じ7、8時間働くことも可能ですが、体力的にきついのと、どうしてもどちらかがおろそかになってしまいます。

日中学校で授業を受けてから仕事に行き、仕事から帰ってきたら宿題。
というかなり過酷なスケジュール。

私の場合は、パートタイムだったので、そこまで過酷ではありませんでしたが、なかなか大変でした。

朝9時から午後2時までは学校で授業。
2時半からスタバで働いて、クローズしたら図書館で宿題やってご飯作って…

今思うとよくやれていたなと思います。

3、モチベーションが下がってマンネリ化してしまう

3つ目は、モチベーションが下がってマンネリ化してしまうということです。

私も、3か月を過ぎた頃にモチベーションが下がった時期がありました
英語力の伸びも実感できず、学校生活の新鮮味も薄れてしまう。

人間なので、ずっと同じようなテンションで集中してやることなんてできません。
初めはキラキラして見えたカナダ生活が慣れてくるのは当然です。

学校に通う期間が長くなると、最初の頃に持っていた熱量が冷めてしまうのはよくあります。

ただ、そこで何か明確な目標があったり、新たなモチベーションとなるような物を見つけられたりできれば、やる気に再び火を点けることは可能です。

なんとなくやる気がなくなった時に、そのまま惰性でいってしまうか、一度切り替えられるかがポイントです。

4、限定された友達との付き合いで満足できてしまう

4つ目は、限定された友達との付き合いで満足できてしまうことです。

語学学校に通っていると、学校でいろいろな国から集まった留学生と友達になれます。

渡航したばかりの頃はいきなり現地の友達を作るのは難しいので、語学学校がいい出会いの場になります。

しかし、学校へ通う期間が長くなると、人間関係が限定されていき、わざわざ現地の友達を作らなくても満足できてしまうのです。

しかも、語学学校に集まるのはあなたと同じように英語を勉強しに来ている人たちか、留学生への理解があるネイティブスピーカーの先生たち。

学校から一歩外に出れば、留学生フィルターをかけずにがんがん喋ってくるネイティブスピーカーも、世界各国から集まった人たちもいます。

そういった人たちと出会えるチャンスを逃してしまうのだとしたら、もったいないですよね。

5、レベルアップするクラスがなくなる

5つ目は、レベルアップするクラスがなくなることです。

学校の方針によって異なりますが、大体1、2か月でテキストを一周してしまいます。

テキストを一周して、そのレベルでの勉強が終わったら自動的に次のレベルにステップアップできるという学校もあります。

つまり、6か月語学学校に真面目に通っていれば、3回レベルアップできることになります。
そうなると、人によっては上れるクラスがなくなる事態になります。

そうなった場合、もう一度同じテキストをやり直すか、新しいコースを勉強することになりますが、正直一度勉強したことを、また同じように学校で勉強する必要はないですよね。

または、試験に合格するまでは次のレベルに上がれないという学校もあります。
そうなると、テストに合格できないと何度も同じテキストを繰り返すことに。

効率的ではない英語学習になってしまいます。

まとめ

カナダにワーホリに来て、最終的な目的は人それぞれ違っても”英語力を高めたい”という思いは誰もが持つ思いではないでしょうか。

そのために語学学校に通うことは確かに意味があると思いますし、渡航してすぐ現地のコミュニティーに入るのはハードルが高い!という人にとっては、友達や仲間を作れる場所にもなります。

通う期間を決めることも大切ですが、まずはどういう目的で語学学校に通うのか。
モチベーション、動機づけの部分を明確にしてみましょう。

そうすると、そのために必要な勉強の期間や選ぶべきコースなどが見えてくるのではないでしょうか。

ポイント

<ワーホリで語学学校に通うとしたらどのくらい?>

① 学校の雰囲気が知りたい人はトライアルレッスンから
② お金や時間をかけずに英語を学びたい人は1週間~1か月
③ 英語力をしっかり上げたい人は1~3か月
④ ビジネス英語や医療英語など幅広く学びたい人は3~6か月

<ワーホリで語学学校に6か月はもったいない5つの理由>

1、授業料が高くなる
2、フルタイムで働ける期間が短くなる
3、モチベーションが下がってマンネリ化してしまう
4、限定された友達との付き合いで満足できてしまう
5、レベルアップするクラスがなくなる

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