ホームステイ先へのプレゼント!ホストファミリーを喜ばせるお土産と困らせるお土産とは?

カナダ留学
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留学やワーホリなどで、現地の生活に慣れるために、現地の家庭に滞在するホームステイを選ぶ人は多いですよね。

数週間、中には数か月、現地の家族と共に生活をする。
日本でもなかなかできない体験です。

ホームステイ先にお邪魔するにあたって気になるのがお土産
いろいろ考えているけれど、何を渡せば喜んでもらえるのか分からない。
よく聞く質問です。

私はロサンゼルスとバンクーバーでホームステイをした経験があり、それぞれに真剣に考えたプレゼントを渡しています。

ただ、ある物は喜ばれ、ある物は微妙な反応をされた思い出があります。

今回は、そんな私の失敗談も含めてホストファミリーに喜んでもらえるお土産を一緒に考えていきましょう。

カナダのホームステイのイメージとリアルのギャップについては、こちらの記事でも紹介しています。

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ホームステイ先へのお土産はマストではない?!

「ホームステイ先にはプレゼントを持っていかなきゃ」

と思っている人がほとんどだと思いますが、そもそもお土産・プレゼントは、”気持ち”であり”心遣い”です。

必ずお土産を持っていかないといけないとか、お土産がないとステイ先との関係がつくれない
というわけではありませんので安心してください。

お土産がなくても、ステイ先はしっかりとあなたの対応をしてくれるはずです。

お土産を渡す目的は?

では、なぜホームステイ先にお土産を持っていくことが勧められるのでしょうか?

お土産を渡す目的を考えてみましょう!

主な目的

  • 自己紹介やホストファミリーとの会話のきっかけ
  • 自分が日本から来たことを伝えるため
  • 英語でのコミュニケーションが難しくても、感謝の気持ちを伝えられる 

その中でもコミュニケーションのきっかけが、お土産を渡す目的の中でも一番大きなものだと感じます。

私は、ロサンゼルスとバンクーバーで合計3回、ホームステイをした経験があります。
(バンクーバーには学生時代とワーホリで2回訪れているので)

どのステイ先でも、お土産を渡すタイミングで、自己紹介をしたり、ホストファミリーが家族や家の使い方を紹介してくれたりしました。

英語でのコミュニケーションに緊張してしまうので、きっかけが欲しい!
という人にとって、お土産は緊張をほぐすきっかけにもなってくれるでしょう。

ホームステイはあくまでビジネス

お土産がないとステイ先との関係がつくれないことはない
と先ほど少し触れましたが、その理由はひとつです。

それは”ホームステイがビジネスとして行われているものだから”

ホストファミリーは、エージェントや留学斡旋業者などが提携するホストファミリーサービスに登録し、時期や期間が合えば、外国人留学生やワーホリの人を受け入れます。

受け入れてもらった代わりに、エージェントから滞在費用が支払われ、ホストファミリーは受け入れた人の食費や光熱費をまかなうという仕組みになっています。

ボランティアや優しさで受け入れているのではなく、あくまでビジネスの一環としてホストファミリーをしているのです。

なので、お土産を渡しても渡さなくても、お金はしっかりと支払われているので、ホストファミリーが最低限の食事と部屋を提供することは、ビジネス上の義務であるといえます。

「ビジネスだったらもてなして当たり前!
お土産も持っていかないし、何も手伝わないよ」
ということではありません。

ホストファミリーとして、よく知らない外国人を自分の家庭に受け入れることは、いくらビジネスとはいえ、誰もがやってくれることではないのです。

家族のプライバシーも気になるでしょうし、住人が増えるので単純に考えても手間や仕事が増えるのは分かりますよね。

あなたが暮らすことになるのはあくまで一般家庭で、ホテルではありません。

感謝の気持ち「住まわせてもらっている」という感覚は必ず持っていて欲しいと思います。

ホームステイ先にお土産を選ぶ前に考えること

ホームステイ先にお土産を選ぶ前に考えることは何でしょう?

そもそも、ホームステイ先の選定は、留学センターやエージェントなどを介して行われるので、個人が直接ステイ先を選ぶことはできません。

ステイ先が決定して初めて、留学センターやエージェントを通してホームステイ先の家族構成や住所など情報を得ることができます。

お土産を選ぶにあたって、その情報が大きなカギになります!

何人家族?

ホームステイ先が何人家族かは、一番気になる所ですよね。
お土産を渡す時に全員分なかったとなると、とても気まずい。

人数分のお土産を用意するか、家族全体に1つのお土産にするかなどを考える必要があります。

子どもはいる?何歳?

ホストファミリーの子どもの有無年齢などは、お土産を選ぶためだけではなく、生活するうえで大切なチェックポイントです。

子どもがいると、一緒に遊びながら英語を学べたり、コミュニケーションが取りやすかったりしますよね。

一方で、静かに過ごしたい人にとっては、兄弟・親子げんかがあったり、跳んだり走ったりという生活音が気になる場合もあります。

ステイ先に子どもがいることは、メリットとデメリット両方を持ち合わせているのです。

そして、子どもの年齢によって興味を持つお土産は違うので、あらかじめ年齢を知っておくと、お土産選びの参考になります。

これは避けるとベター!渡しても困るお土産

ホストファミリーのためにせっかくお土産を用意したのに、もし、そのお土産が喜んでもらえなかったら悲しいですよね。

せっかく会話の切り口、きっかけにしようと渡したプレゼントが原因で、微妙な空気になってしまったら、緊張がほぐれるどころか、嫌な汗をかきそうです(笑)

ホストファミリーはどんな物を渡されると困るのでしょう?

独特なデザインの郷土品や民芸品

独特なデザインの郷土品や民芸品は、もらってもリアクションに困ってしまうかも?

例えば、こけし木彫りの熊などは、とても日本らしくて面白い物ですが、それを海外の人がみんな気に入ってくれるかは謎です。

せっかく価値の高い日本の郷土作品だとしても、カナダの家庭の棚に飾れるかというと、家のインテリアに合わなかったり、趣味が違ったりしてその価値に気づいてもらうのは難しいですよね。

文化の違いを面白がって、いろいろな国の郷土品を飾っている家もありますが、全員がそうだというわけではありません。

せっかく渡したお土産でも飾るところがなくて、そのまま物置に入れられてしまうかもしれないので、避けるのがベターです。

価値が分かりづらい手作り品

手間暇かけて作った手作り品も、価値が分かりづらいという点からあまりおすすめしません。

実は、私も手作り品を渡して失敗した経験があります。

私は自己紹介の代わりになるだろうと、自分や家族、大学の写真に英語で簡単な添え書きをしたフォトアルバムを渡したことがあります。

しかし、渡した瞬間はOh!Thank you!と一応笑顔を見せてくれましたが、その後、そのフォトアルバムがソファーの隙間に埋まっているのを見た時はとてもショックでした。

当時はショックでしたが、今思うと、私にとっては時間をかけて作った手作り品でも、ホストファミリーにとっては、たくさん来る留学生のうちの一人の写真。

気持ちの押し付けになってしまったと反省した出来事でした。

高すぎる物

高すぎるお土産も避けるのがベターです。

安すぎるお土産はともかく、高すぎるお土産も避けるべきなのはなぜか?

それは、先ほどの手作りのお土産と同様、価値観の違いが存在するからです。

どんなに高い物でも、その価値が伝わらなかったり、相手にとって意味がなかったりすれば、もらっても嬉しくないですよね

確かに高い物はいい物が多いです。
しかし、大切なのは値段ではなく、どれだけ相手のことを思って選んだかどうかだと私は思います。

本当に喜んでもらえるお土産は?

世界各国から来るたくさんの留学生を受け入れているホストファミリー。

お土産で渡すものは日本の雰囲気も出しつつ、喜んでもらえるものがいいですよね!

今回は、”日本の良さを伝える + 実用的で喜ばれるお土産”をテーマにおすすめのお土産を紹介します。

1、抹茶系のお菓子

抹茶系のお菓子はカナダでも大人気で、日本で人気の抹茶のキットカットスタバの抹茶クリームフラペチーノなどもあるんですよ!

カナダの人にも「Matcha(マッチャ)」は今や身近な存在です。
最近では、抹茶専門のスイーツやパフェ、ドリンクを扱うお店も出始めました。

お菓子であれば、手軽に食べてもらえますし、当たり外れは少ないはず。
抹茶=日本という典型的なイメージもあるので、まさにお土産にぴったりです!

2、和柄のタオルや手ぬぐい

タオルや手ぬぐいのように、普段の生活で使える生活雑貨はいくつあっても困りません。
そして、それが和柄だったら普段使う時にも日本の風情を楽しんでもらえますよね。

私はバンクーバーのホストマザーに、富士山と桜の模様の手ぬぐいをプレゼントしました。

とても喜んでもらえて、部屋で大切に使ってくれているそうです。

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3、日本ならでは?の文房具

カナダでシャーペンやボールペンを買って気付きましたが、日本の文房具のクオリティーは世界一です!

フリクションボールペン(消せるボールペン)や香り付きの消しゴムなど、日本人のアイデアや技術が詰まった文房具は、実は海外の人にとても人気です。

語学学校で出会ったブラジル人の友人は、日本人が使うシャーペンやボールペンをいつも借りて授業を受けていました。
その理由が「今まで自分が使った文房具の中で一番使いやすいから」でした(笑)

お土産にボールペンだけというのは少し寂しいですが、日本の模様が描かれたペンやシャーペンなどをいくつか包んでプレゼントしてみるのも、ユニークで面白いのではないでしょうか?

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4、箸

私はカナダに来る前まで、海外の人は箸が使えないと思っていました。

しかし、カナダに来てラーメン屋や日本食レストランなどで海外の人が上手に箸を使う姿を見て、その考えがまちがいだったことに気付いたのです!

箸の文化は今や世界中に広がっていて、欧米人でも箸を上手に使う人はいます。

カナダの食事はフォークやスプーンを使うのが一般的ですが、ホームステイ先にプレゼントしたら、それをきっかけに家庭でも使い始めてくれるかも?

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子どもに人気のお土産は?100均で買える日本のおもちゃ

ホームステイ先に子どもがいた場合、子どもにも喜んでもらえるすてきなお土産を渡したいですよね。

今回は年齢関係なく楽しめて、日本の文化も伝えられるようなおもちゃを紹介します。

ちなみに全部100均でも購入できますよ。

折り紙や紙風船

私はホームステイ先の9歳の男の子に折り紙をプレゼントしました。

初めは自分が鶴や、やっこさんなどを折って見せながら、遊び方を伝えました。
これが意外と難しい!

「英語で角と角を合わせて折るってなんて言うんだっけ?」
「中わり折りなんて英語で言えない!」

と私の英語の勉強にもなりました。

そんな時のグーグル先生。
Origami(折り紙)は海外でも注目されていて、英語の折り方説明がちゃんと載っていました。

やり方を教えるとすぐ夢中になって折り始めて、しばらく折り紙にはまっていました。

紙風船も気楽に遊べて、日本の風情もあって盛り上がりますよ!

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けん玉やお手玉

けん玉お手玉といった”チャレンジ系のおもちゃ”も人気です。

昔から日本にあるおもちゃですが、カナダで暮らす子どもたちにとっては物珍しいおもちゃなので、興味を持ってもらえます。

簡単そうに見えて意外と難しい。

そんなチャレンジ精神をかきたてる遊びは、国を問わず子どもたちに人気です。

ちなみに、折り紙とけん玉は英語でもそのままOrigami、Kendama

お手玉はBeanbag
直訳すると「豆袋」
そのままといえば、そのまんまの表現ですね。(笑)

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万華鏡

お土産探しに100均のおもちゃコーナーを見ていると、手軽に作れる万華鏡セットを発見!

これはちょっと面白そうだと、ホームステイ先の13歳のお姉ちゃんへのプレゼントにすると、手先が器用なお姉ちゃんはあっという間に作って、万華鏡を覗いて一言。

「オーマイガー!」

クルクル回すと中の模様が変化していく仕掛けと、目に映る幾何学模様にお姉ちゃん大興奮!
とても喜んでくれました。

手作りする必要はないと思いますが、万華鏡がお土産で喜ばれるのは意外な発見でした。

万華鏡は英語でKaleidoscope(カライドスコープ)

ちなみに万華鏡は日本発祥のおもちゃではなく、スコットランドの物理学者が今から200年以上前に発明した物だそうです。
(豆知識)

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まとめ

ホームステイ先に喜ばれるお土産について紹介しました。

これは、あくまで私の経験で、子どもたちに喜んでもらえたおもちゃも、子どもによっては全く興味を持ってもらえないかもしれません。

ですが、「どんな物なら喜んでもらえて、日本を感じてもらえるかな?」と考えながらお土産を選ぶ時間も含めて、ホストファミリーへのプレゼントになるのではないでしょうか。

渡す物ももちろん大切ですが、お土産はあくまでコミュニケーションのきっかけ。
大切なのは、そこから始まるあなたとホストファミリーとのコミュニケーションです。

ぜひ、すてきな関係を築いていってください!

ポイント

<ステイ先へのお土産はマストではない?!>

・お土産を渡す目的はホストファミリーとのコミュニケーションのきっかけ作り
・お土産はあくまで気持ちや心遣い

<ホームステイ先にお土産を選ぶ前に考えること>

・何人家族?
・子どもはいる?年齢は

<もらっても困ってしまうお土産>

・独特なデザインの郷土品や民芸品
・価値が分かりづらい手作り品
・高すぎる物

<本当に喜んでもらえるお土産>

1、抹茶系のお菓子
2、和柄のタオルや手ぬぐい
3、日本ならではの文房具
4、箸

<子どもに人気のお土産>

・折り紙や紙風船
・けん玉やお手玉
・万華鏡

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