カナダの語学留学で学べることは?英語以外に得られるもの

カナダ留学
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「カナダで語学留学をしたい」
「カナダに行ってみたい」

という思いを持つ人の中には

「オンラインで英語を学べる時代にわざわざカナダに行く必要はあるのか…」
「なんでカナダにこだわらなくてはいけないんだろう」

など、自分の思いにすら疑いを抱いてしまう人もいるのではないでしょうか。

私も大学生の時に1週間短期留学をしたことがあり、同じような思いの狭間で悩んだ経験があります。

しかし、実際カナダへ短期留学をして、そしてその後はワーホリと就労ビザでも滞在して、カナダでは、オンラインで学べない英語や経験といったより多くの物を得ることができると胸を張って言えます。

今回は、カナダの語学留学で学べることを紹介します!

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カナダの語学留学で学べる英語

カナダの語学留学では、それぞれの目的や学びたい内容などに合わせた英語を学べます。

今回紹介するのは、あくまで代表的なものです。
この他にも、様々なジャンルやトピックにフォーカスした、より専門性の高い英語が学べる語学学校もあります。

一般英語

特徴

一般英語は総合英語、または英語でGeneral EnglishBasic Courseなど表現の仕方は様々です。

一般英語コースでは、基礎的な英語力をバランス良く学ぶことができます。
ほとんどの語学学校で受講でき初心者から上級者まで個々のレベルに合わせた英語を学ぶことが可能です。

一般英語コースの中にはさらに、インテンシブ(短期集中)コース、シニアコース、ジュニアコースなど、様々なターゲットに当てはまるようなプログラムを行っているところもあります。

授業内容

基本的には、

読む(リーディング)  Reading
書く(ライティング)  Writing
聞く(リスニング)   Listening
話す(スピーキング)
  Speaking

の4技能をまんべんなく勉強します。

「特定のジャンルに力を入れて学びたい!」という人のため、例えば、話す(スピーキング)の中でも発音矯正のクラスがあったり、会話専門のクラスがあったりと、学びを深めることもできます。

<主なカリキュラム>

● 基本的な4技能(読む/書く/聞く/話す)に必要な知識を学ぶ
● グループディスカッションやプレゼンテーションなど
● 時事ニュースや週末の予定などを話しながら実践的な英語力を磨く
● 提示されたテーマでエッセイや日記などのライティング

こんな人におすすめです!

  • 初めての語学留学で、とりあえず短期で渡航して雰囲気を知りたい
  • バランス良く全体的な英語力を上げたい
  • 具体的な留学の目的や学びたい内容は決まっていないけれど、まず基礎英語を学びたい
  • ワーホリや観光などが主目的で、仕事や旅行に役立つ英語を短期集中で学びたい

ビジネス英語

特徴

ビジネス英語は、文字通りビジネスシーンで役立つ英語を学べます。

英語を使ったビジネスシーンで必要になるコミュニケーション能力や、プレゼンテーション能力ビジネスメールの作成方法など、ビジネスシーンを想定したより実践的な学びを行います。

コースによっては、実際にカナダのビジネスシーンでインターンシップができるプログラムもあり、学んだ知識を活用できる環境もあります。

日本とは違う海外のビジネスマナーも学べるので、帰国後はグローバル人材として幅広く活躍
と可能性も広がるコースです。

授業内容

実際のビジネスシーンを想定し、挨拶の仕方やビジネスマナーといった基本的なことから学びます。

授業内では、学生や講師を前にプレゼンテーションを行うなど、英語での発表を行う機会が設けられており、実践力を身に付けることができます。

また、カナダのビジネス英語コースには、マーケティングやビジネスマネジメント、ファイナンシャルといった、より専門性の高い内容を学べるコースもあります。

<主なカリキュラム>

● ビジネスシーンでのコミュニケーション方法やマナーなど
● プレゼンテーションや商談でのネゴシエーションのやり方など
● ビジネスメールや文書作成のやり方
● 就活サポート(レジュメの書き方や面接の受け方など)

こんな人におすすめです!

  • 社会人経験のある大人の方(キャリアアップやキャリアチェンジなど)
  • 海外の企業への就職を考えている学生
  • 英語力が求められる職場で働いており、英語力を上げたいと考えている人
  • 外資系企業や海外とのやり取りがある企業に転職、就職する予定がある人

医療英語

特徴

医療英語コースは、英語でMedical Englsihと呼ばれる医療現場で使う英語を学ぶコースです。

医学的な専門用語や医療現場でのコミュニケーション方法などを英語で学びます。
学校によっては、カナダのクリニックで実習ができる所もあります。

すでに日本で医療従事者として働いた経験者はもちろん、未経験者でも受講できるプログラムなど、学校によってプログラムは様々です。

授業内容

医療英語コースでは、患者の症状を正しく聞き取るためのリスニング力や、検査結果や投薬方法など、医師の説明を正確に患者に伝えるスピーキング力などを高めるための勉強を行います。

英語での体の臓器や器官の名前、医療用語といった覚えなくてはならないことも多いです。

経験者にとっては、カナダと日本の医療制度の違いなどを知ることもでき、興味深い経験になるでしょう。

<主なカリキュラム>

● カナダの医療制度や医療現場のしくみについて
● 日本語⇔英語の医療通訳の方法
● 医療現場で求められる患者やスタッフとのコミュニケーション(症状の確認など)
● 英語での薬や体の部位、医学用語の言い方

こんな人におすすめです!

  • すでに看護師や医療関係者として働いた経験のある人
  • カナダの医療体制や医療について興味がある人
  • カナダで看護師や介護士などを目指している人
  • 医療英語を学びたい人

IELTSやTOEFLなど試験対策英語

特徴

IELTSやTOEFLなど、試験対策英語を学べるコースもあります。
この2つ以外にも、ケンブリッジ検定試験や日本で人気のTOEICの対策ができるコースも。

TOEICの公式テスト対策問題集です。
私も利用していますが、実践形式なのでとても勉強しやすい!

カナダの大学進学や移住などを考えている人にとっては、TOEICよりもIELTSやTOEFLに関する知識や経験豊富な講師から学ぶことで、より確実に高いスコアを目指せるというメリットもあります。

授業内容

<主なカリキュラム>

● IELTSやTOEFLなどの試験の傾向と対策
● テーマに沿ってエッセイ(論文)を書く
● 問題文を正しく読み取り、的確に英語で表現する練習

こんな人におすすめです!

  • 海外の大学進学を目指しており、IELTSなどのスコアが必要な人
  • カナダへの移住やカレッジ、大学進学などを考えている人
    自身の英語力を正確にスコアとして知りたい人
  • 日本に帰国して転職活動をする際に、英語力の証明をしたい人

基本的なIELTS対策をしたい人におすすめの単語集です!
全問筆記のIELTSに欠かせないのは、正しいスペリングができること。
まずはIELTSでよく使われる単語から勉強してみるのはいかがでしょう?

TESOLやJ-Shineなど英語教授法

特徴

TESOLとJ-Shine、どちらも英語を教えるための方法を学ぶコースです。

●TESOL:英語が母国語ではない人に英語を教えるプログラム(成人)
●J-Shine:児童英語と小学校英語プログラムで、日本の小学校で英語講師になれる

英語を第二言語として学ぶ人に英語を教えるための方法や、効果的な授業の運営の仕方などを学びます。

J-Shineは日本の小学生や児童が対象ですが、TESOLは、日本以外の国でも英語を教えられる資格のため、活躍の幅を世界中に広げることができます。

ちなみに、TECSOLといって、12歳以下の小学生や幼稚園児などを対象に英語を教えられるプログラムもあります。

授業内容

英語を第二言語として勉強する人たちが、楽しみながら正しく英語を理解できるように指導する方法を学びます。

指導計画やカリキュラムの組み立て方や、クラス運営の方法など英語を指導するために必要な知識。

さらに、英語のゲームや歌などを実際に体験しながら、子どもたちが楽しく英語を学べる雰囲気作りまで幅広く学びます。

<主なカリキュラム>

● クラス運営の方法や指導計画の作り方
● 児童心理学や言語学など
● 規定の時間の教育実習
● 英語の歌、ゲーム、絵本を使ったアクティビティー

こんな人におすすめです!

  • 英会話教室やスクールなどで英語を教えたい人
  • 日本の小学校で英語を指導したい人
  • 将来は日本以外の国で働いてみたいと考えている人

大学進学英語

特徴

大学進学英語は、カナダの大学やカレッジへの進学を目指す人のためのコースです。

語学学校の中には、大学付属の語学学校があり、本科を受講する前に基礎である英語力をしっかりと高めることができます。

IELTSやTOEFLなど英語の試験のスコアが不要で、そのまま本科の大学へ入学が認められています。

すでに行きたい大学が決まっている人は、その大学に付属語学学校を併設しているかどうか確認してみてください。

また、カナダの語学学校にはPathway Program(パスウェイプログラム)を行っている所もあります。

パスウェイプログラムとは、卒業後の大学やカレッジ進学が約束されたプログラムです。
大学付属語学学校と同様、IELTSやTOEFLなど英語の試験のスコアは不要です。

大学付属語学学校との違いは、進学する大学やカレッジをその語学学校が提携する教育機関から選べることです。

下記のようなイメージになります。

進学したい大学が決まっている場合
→その大学付属の語学学校

まだはっきりとは決まっていないが、大学やカレッジの進学を考えている場合
→パスウェイプログラムのある語学学校

授業内容

<主なカリキュラム>

● プレゼンテーションやディベートなどの練習
● エッセイなどライティング
● 大学やカレッジなど本科で行う授業を想定した内容が中心

こんな人におすすめです!

  • カナダの大学進学を考えているが、英語力に不安がある人
  • カナダの大学、カレッジにIELTSなどの試験を受けずに入学したい人
  • よりアカデミックな英語を学びたい人

学べることは英語だけじゃない!

1、海外で生き抜くサバイバル力

語学留学で英語以外で学べることは、海外で生き抜くサバイバル力が1番にあげられます。

そして、そのサバイバル力は、最初から備わっているのではなく、様々な経験を乗り越えていく中で養われていくものです。

語学学校での友達や先生とのやり取り、シェアハウス探し、現地での買い物など様々なシーンを英語で乗り越えていくことになります。

また、日本と社会の仕組みも環境も異なる中で生活していくため、環境の変化にストレスを感じながらも、生きていくために適応していく。

「できない」「難しい」と葛藤しながらも、生きていくためにはなんとかやるしかない!
という海外で生活していると、サバイバル力はものすごく伸びます!

これからの社会をたくましく生きていくために必要な力。
最近話題のResilience(レジリエンス)逆境に負けない力を学べます。

2、多様性や文化の違い

2つ目に学べることは、多様性や文化の違いです。

カナダは移民の受け入れにとても寛大な国のひとつです。

カナダには、世界中から様々な国籍、文化、価値観を持つ人が集まってきます。
それぞれの違いや多様性を受け入れられるような社会のしくみがあります。

そういった社会で生活することは、自分の中にある価値観に大きな変化を与えるはずです。

LGBTQや障がいを持つ人たちにとてもフレンドリーな国として知られるカナダ。
人と違うことやハンディキャップがネガティブなことではなく、個性として捉えられる社会。

日本では見えなかった、感じなかった価値観や感覚といった深い部分に大きな影響を与えるでしょう。

3、圧倒的なコミュニケーション能力

3つ目は、圧倒的なコミュニケーション能力です。

カナダで生活しているとフレンドリーな人によく出会います。

バス停やお店で会った見ず知らずの人同士で会話が盛り上がったり、大きな荷物を抱えてバスに乗ろうとする人がいるとすぐ誰かが助けてくれたり…。

私が語学学校に通い始めたばかりの頃、同じクラスのメキシコ人とチリ人が朝の9:00前から音楽ガンガンにかけて踊っていました(笑)

そんな圧倒的なコミュニケーション能力を持っている人たちを見ていると、緊張も解れるでしょうし、そういったつながりを自分自身が生み出せるようになれるチャンスがあります。

まとめ

バンクーバーのスタンレーパークから望むノースバンクーバー

カナダの教育機関は、世界的にも教育水準や教育の質が高いことで有名です。

語学学校では、魅力的なプログラムや充実したカリキュラムを提供しており、日本の人気留学先としてアメリカ、オーストラリアと並んで高い人気を誇っています。

カナダの語学留学で学べること、得られる可能性の大きさ。
カナダには、オンライン学習で学べる以上の多くの学びがあります。

ポイント

<カナダの語学留学で学べる英語>

● 一般英語
● ビジネス英語
● 医療英語
● IELTSやTOEFLなど試験対策英語
● 大学進学英語

<英語以外に学べること>

1、海外で生き抜くサバイバル力
2、多様性や文化の違い
3、圧倒的なコミュニケーション能力

今は、行きたくても留学に行けないという状況に置かれている人がたくさんいます。

そんな留学を目指す人の背中を支える、応援する記事を書きました。
少しでも力になれたなら嬉しいです。

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