カナダで1年に4回もシェアハウスを引っ越し!引っ越しを決めたハプニングとは?

ワーホリ
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「カナダでシェアハウスをするってどんな感じ?」

これからカナダに来てシェアハウスで生活しようとしている人にとっては、リアルな部分が気になるところですよね。

私は、カナダで暮らした約1年の間に4回シェアハウスを引っ越しています。

引っ越した理由は様々ですが、理想のシェアハウスを見つける難しさを身をもって体験しています。

そこで、今回はなぜ、私が4回もシェアハウスを引っ越すことになったのかその理由や驚きのエピソードなどを紹介しながら、リアルなシェアハウス事情を明かしていきます。

これからシェアハウスでの生活を予定している人や、シェアハウスに興味がある人の参考になる内容です。

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シェアハウスは簡単に引っ越せるの?

「1年に4回も引っ越した」と言うと「シェアハウスって引っ越すの簡単なんだ」と思われますが、決して簡単ではありません。

シェアハウス探しをするのだって大変。
詳しいシェアハウス探しのコツやポイントはこちらの記事で紹介しています!

ミニマムステイがある

シェアハウスにはミニマムステイ(最低限住まなければならない期間)があります。

大体1~3か月が一般的です。
その期間を満たさないで退去すると、いろいろと厄介なことがあります。

  • デポジット(敷金)が返ってこない
  • 次に住む人を見つけなければならない
  • そもそも退去が認められない

なので、ミニマムステイの期間を満たすまでは、引っ越すのはなかなか難しいでしょう。

荷物が多くて移動が大変

カナダで生活していると、食料品やトイレットペーパーなどの生活用品が増えていきます。
そのため、引っ越しの時は荷物が多くて移動が大変です。

私も引っ越しの度に荷物が増えて、スーツケースを借りて数回に分けて移動したり、友達に車を出してもらったりと、移動には苦労しました。

日本よりは引っ越しやすい

日本の引っ越しと比べると、カナダのシェアハウスは比較的引っ越しやすいでしょう。

日本の引っ越し

  • 賃貸契約書を交わす
  • 家具を揃える
  • 電気・ガス・水道などの取り付け
  • Wi-Fiの設置
  • 市をまたぐ移動なら転出届などの行政手続き など

引っ越しのためにいろいろとやらなければならないことも多く、気軽に引っ越せませんよね。

カナダでシェアハウスに引っ越し

  • オーナーにデポジット(敷金)を払う
  • 荷物を移動する
  • (オンラインで在留届の住所変更)

家具や電気・ガスなどはすでに設置されていますし、Wi-Fiも使える状態になっているのが一般的です。

日本と比べると、荷物の移動やミニマムステイなどは面倒ですが、総合的には引っ越しやすいことが分かります。

ただし、シェアハウス以外の引っ越し(同棲や一人暮らしなど)の場合は、この限りではありません。

私が経験した驚きのシェアハウス体験談

カナダで1年に4回シェアハウスを引っ越したのには、ワケがあります。
今回は、それぞれのシェアハウスで経験した驚きのエピソードを紹介します。

あくまで個人の体験談で、全てのシェアハウスに共通する話ではありません。

1、バスルームに立てこもり事件

カナダの一般的な家は、トイレ・洗面所・お風呂がバスルーム(Bathroom)でひとつの部屋になっていることが多いです。

そうなると困るのが、誰かがシャワーを使っていると入れないこと。

シャワーや洗顔などは、誰かが使っていたら時間をずらせばいいだけですが、トイレだけは自然のことなので、時間をずらすわけにもいきませんよね。

5人の日本人女性とシェアハウスをしていた時のこと。

そのうちのひとりが、夜間に働いている人で、帰ってくるのは深夜3時や4時という不思議な働き方でした。

ある日、夜中に突然の腹痛に襲われてトイレに行こうとすると、誰かがバスルームを使っているようで、ドアは閉まっていて下の隙間からは明かりがもれていました。

(バスルームのドアは使っていない時は、基本開けっぱなしです)

しばらく待っていたのですが、中にいる気配がないのでドアをノックしてみるのですが返事がありません。

ドアを開けようとしても鍵がかかっているので開かず、その後10~20分ぐらい待つのですが出てくる気配はゼロ。

私も限界だったので、他のシェアメイトには迷惑なのは重々承知のうえで、強めにドアを叩き、声を掛けるとようやく中から泥酔したシェアメイトが出てきました。

どうやらバスルームで居眠りをしてしまったとのこと。

バスルームで居眠りだけはやめて欲しいです。

2、夏なのに寒すぎるベースメント

私が2つ目に住んだシェアハウスは、ベースメント(地下)のセカンドルームでした。

上の階にはオーナーのカナディアン夫婦が住んでいて、家の周りにはガーデニング好きのご夫婦が育てる草花がたくさん植えられていました。

内見に行った時に、その家の雰囲気やオーナー夫妻に好感が持てたので引っ越しを決めました。

しかし、実際に暮らし始めてみると、ベースメント(地下)のせいで、究極に日当たりが悪いことに気が付いたのです。

さらに、地上部分に所狭しと置いてある、ガーデニングの草花や木々が邪魔して、ごくわずかな光が入ることすらできない。

日差しが入らなくて暗い

ぐらいであれば、電気を点ければ解決するのですが、日差しが入らないので室内の温度がほとんど上がらないのです。

真夏の8月でも、室内ではパーカーを羽織っていないと寒い。
でも、外は真夏の日差しと気温。

寒暖差で体調を崩しそうでした。

3、夜中に天井でネズミが運動会を開催?!

ベースメントで暮らしていた時には、ベースメントと1階の間にあたる天井にネズミがいて、夜になるとネズミが天井を走り回る音で目が覚めることもありました。

日本でネズミというと、かわいらしいキャラクターのようなイメージですが、カナダのネズミはmouseというよりratで、農作物や家屋に被害を与えるので、駆除しなければならない害虫という認識です。

オーナーに話してネズミ捕りを設置してもらってからは、だいぶ改善しましたが、古い家になるほどネズミが住み着くというので、なかなか安心はできませんでした。

4、オーナーから宗教の勧誘を受ける

ベースメントの家に住んでいた時には、オーナーから宗教の勧誘を受けたこともありました。

そこで暮らして2か月くらいが過ぎた頃、突然オーナーがベースメントまで降りてきて、最初は世間話程度だったのが、だんだん自分の信仰している宗教の話を熱く語りだし…

私は全く興味もないし、できれば宗教系の話とは関わりたくなかったので「今日は疲れたから」と言い訳をしてその場をしのいだのですが、その後も外で見かけると事あるごと宗教がらみの話をしてくるオーナー。

限界を感じて、その家を出ることになりました。

5、気まずすぎるオーナーとの2人暮らし

次に引っ越したのが、ダウンタウンの中心部にあるコンドミニアムのセカンドルームでした。

  • フィリピン人の女性オーナーとの2人暮らし
  • 職場まで徒歩5分
  • 部屋も一人で生活するのには十分な広さ、家賃もそこまで高くない

条件は文句ないのですが、オーナーとの相性が悪く、結局そこも3か月で出ることになりました。

オーナーはおそらく40代後半から50代前半ぐらいの独身女性
自宅でできる自分のビジネスをやっていたので、基本ずっと家にいる人でした。

そして気まずかったのが、オーナーがお客さんを突然家に呼ぶことでした。

私がシャワーを使ってすっぴん、髪もぼさぼさ状態で出たら、目の前にゴリゴリマッチョの男性が立っていた時には、本当に心臓が止まるかと思いました。

もちろん、オーナーの家なのでオーナーが誰を家に呼ぼうが問題はないのですが…

「誰かを呼ぶ時には一言教えて欲しい」と伝えたこともありましたが、ほぼ毎日のように誰かを呼ぶので、きりがないという結論になりました。

6、清潔の概念の違いに悩んだ結果、全身に発疹

フィリピン人オーナーとは、清潔の概念の違いがあったことも悩みでした。

彼女が使った後のお風呂がいつも汚れていたり、キッチンやシンクに虫が湧いていたり…
きれい好きの私にとっては毎回悲鳴をあげたくなってしまう状況だったのです。

オーナーは「私はとてもきれい好き」と話すのですが、甚だ疑問で、毎回私が掃除してから使うという日々が続きました。

一番驚いたのが、卵の殻や野菜の切れ端といった生ごみを、外に置いておくと虫が集まるからという理由で、冷蔵庫に収納したこと。

さすがに「ゴミを冷蔵庫に入れるのは止めて欲しい」と話し、なんとかなりましたが、最初に見た時には一瞬固まりました。

これ以外にも様々な清潔の概念の違いに関するハプニングが続き、私もストレスが溜まったのか、全身に謎の蕁麻疹のような発疹が出てきてしまいました。

病院を受診すると、蕁麻疹ではなく、原因不明の発疹とのことでした。
私は「体がもうストレスに耐えきれないんだ」と感じ、その家を出ることにしました。

7、乾燥機に半日かかるのに、毎日洗濯するシェアメイト

次に引っ越したのは、同じくダウンタウンのコンドミニアムのセカンドルームでした。

そのコンドミニアムには、洗濯機と乾燥機が備え付けであったのですが、老朽化からか、乾燥機にはたっぷり半日かかりました。

そのため、洗濯の曜日を決めてみんなが公平に洗濯機を使えるようにルールを決めたのですが、なぜかそれを無視して毎日洗濯機を使うシェアメイトがいたのです。

理由をきくと「自分が見た時に誰も使っていなかったから」とのこと。

私はオープニングシフトで働いていたので、昼に帰宅してから洗濯するつもりでも、昼に彼女が使っていると、乾燥機が完了するのは夜。

夜間は音が出るので乾燥機は使わないのがハウスルールだったので、結果私はコインランドリーで洗濯をすることになったのです。

オーナーからも注意してもらったのですが、最初の数回はルールを守っていても、しばらくするとまた毎日洗濯機を使い始めて…

どうすることもできず、私はしばらくコインランドリー通いを続けることになりました。

どうすれば快適にシェアハウスで暮らせるの?

① 期待しすぎない

1つ目は、シェアメイトにもシェアハウスそのものにも期待しすぎないことです。

赤の他人同士が共同生活を送っているので、合わないことや納得できないことも起こります。

その時に「きっとそのうち直してくれるだろう」とか「しばらくしたら気付いてくれるだろう」と相手に期待しても、それは無理です。

自分がどう感じていて、どんなことに困っているのか直接はっきりと相手に伝えなければ、永遠に相手は気付いてくれませんし、気付いていたとしても直してくれる保障はありません。

初めは言いにくいかもしれませんが、相手への不満や改善して欲しいことははっきりと伝えた方が、お互いに生活しやすくなります。

② ある程度妥協する

2つ目は、ある程度妥協することです。

相手に直して欲しいことや、困っていることを伝えたからといって、相手が理解して直してくれるかどうかは分かりませんし、それを求めるのも厳しいでしょう。

なので、必要なことをはっきり伝えて、それでもダメならある程度妥協することも必要です。

乱暴な言い方をすると「諦める」という表現が一番近いかもしれません。

「まあいっか」と気持ちを切り替えていかないと、自分が辛くなってしまいます。

③ 文化や生活の違いがあることを受け入れる

3つ目は文化や生活の違いがあることを受け入れること。

私は最初、同じ日本人とのシェアハウスなら、文化も生活も同じだろうと思っていましたが、日本人だからといって、自分と同じ感覚とは限りません。

確かに話す言語は同じかもしれませんが、それぞれ育ってきた環境も生活観も異なるので、日本人だから同じという考え方はできないことに気付きました。

国籍や人種を問わず、人間誰でも違うもの。
そうやって最初から違いを受け止めた上で生活すると、少し楽になれるかもしれません。

まとめ

日本ではなじみのないシェアハウス。

いろいろな経験や驚きがあるのはストレスでもありますが、その時にしかできない貴重な経験でもあるんですよね。

1年に4回も引っ越したのは、正直大変でしたが、いろいろな人と出会うことができた大切な思い出にもなっています。

ぜひ、カナダで素敵なご縁を見つけてみてください。

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