カナダには美しい自然や、季節ごとに楽しめるアクティビティーなどたくさんの魅力がありますが、中でも一番の魅力はカナダで暮らす人々の習慣です。
カナダで生活していると、そんなカナダで暮らす人たちのたくさんの魅力的な習慣を見ることができます。
私はワーホリで渡航したカナダ、バンクーバーに約1年半暮らしてバンクーバーが大好きになりました!
フレンドリーでオープンな人が多いカナダ。
たくさんの魅力の中から今回は特に魅力的な7つを紹介していきます。
カナダの魅力的な7つの習慣
1、サービスに対してThank you!
1つ目は、何かサービスを受けたり人に何かをしてもらった時にThank you!とすぐに感謝の言葉を言うことです。
それがよく分かるのが、バスです。
みんなバス停で降りる時、運転手にThank you!と声を掛けて降りていきます。
子どもから大人までみんなです。
朝の通勤ラッシュで混雑している時はThank youの嵐です。
みんな言って降りていくわけですから。
他にも、スーパーのレジのスタッフや、ドアを開けてもらった時など、事あるごとにしっかりお礼を伝えます。
当たり前のように感じますが、最初は意外と恥ずかしい!
私も初めてバスに乗って降りる時には結構気合がいりました。
「よい。Thank youって言うぞ…」
とムダに肩に力が入っていたような(笑)
2、フレンドリーに誰にでも話しかける
カナダでは、バスを待っている時やカフェで隣の席になった時など、ふとした時に誰にでもすぐに話しかける人が多いです。
「え。知り合い?」
と思ってしまうほど親しげに盛り上がって話しているほど。
日本でいきなり話しかけたり、話しかけたりというと少し怖いですが、カナダでは結構よくある光景です。
3、困っている人がいたら助ける
困っている人がいたらすぐに助け合いができるのもカナダの魅力的な習慣です。
私がスーツケース2個を引きずりながら、バスで新しいシェアハウスへ引っ越ししようとしていたこと…
ちなみに私はいろいろあって1年で4回シェアハウスを引っ越しました。
引っ越しすぎ!(笑)
後悔しないシェアハウスを見つけるために、シェアハウスのチェックポイントを下記記事では紹介しています。
バスに乗るのも一苦労で、後ろには長い列ができていて焦っていると、私の後ろに並んでいた男性が「乗せるの手伝ってあげるよ」と爽やか笑顔で助けてくれたのです。
私にだけではありません。
ベビーカーや車いすで乗って来る人がいれば、前方の座席に座っている人は一斉に立ち上がってスペースを開けます。
バンクーバーのバスの場合、前方の椅子を持ち上げて、車いすやベビーカーがそのまま乗り込める造りになっていて、運転手が「ベビーカーが来るからスペースを開けてねー」とアナウンスすると、みんなが協力して場所を開けるのを見た時には、感動しました。
助けが必要そうだったり、困っていたら放っておけない。
そんなカナダの人たちの優しさがにじみ出るステキな習慣です。
ホームレスの人たちが、道行く人にお金を頼んでいるシーンもカナダではよく見かける光景です。
カナダのホームレス問題はとても深刻で、The State of Homelessness in Canada 2016の発表によると、少なくとも推定で年間235,000人のカナダ人がホームレスとなっている公表されています。
ただし、ホームレスを助けたいからとお金を渡すのは、本当の意味での助けにはなりません。
彼らの中には薬物依存症やアルコール依存症といった課題を抱えている人も多く、ドラッグやアルコールを手に入れるためにもらったお金を使ってしまうことがあるからです。
カナダ人の友人は、バナナやチョコといった食料を渡していました。
ホームレスの問題は、カナダの大きな社会問題のひとつです。
お金をあげれば解決するといった簡単なことではありません。
ホームレス問題に関心があって、助けたいという思いがある人は、政府や市が主催しているボランティア活動に参加することもできます。
興味のある方は、英語にはなりますが、ホームレスを支援する団体を紹介しているこちらのサイトからご覧ください。
4、すぐ褒める!
すぐ褒める!というのもカナダのステキの習慣です。
髪型や服装、身に付けているアクセサリーなどステキだと感じたらすぐに「それかわいいわね!」「どこで買ったの?」など声を掛けてくれます。
褒められて嫌な人はいないですよね。
ただし、体系や顔といった外見に関することを直接言うのはタブーです。
例えば「頭が小さい」ということは、日本人にとっては褒め言葉として受け取られましが、インド人にとっては「脳が小さい=バカ」という意味があるそうです。
相手を褒める時には、直接的な見た目のことではなく、服やアクセサリーといった選んだその人のセンスを賞賛することや、行動、思考などについて褒めるのがベターです。
5、散歩やランニングなどに積極的で健康意識が高い
街中や公園などを歩いていると、散歩やランニングなどで体を動かしている人をよく見かけます。
景観が美しく、走っても歩いても心地よいカナダはまさにランニングにはもってこいの場所。
私も日本では一度も走ったことがないのに、バンクーバーに住み始めてランニングの面白さに気付き、ついには本格的なシューズまで購入してしまいました。
スポーツウェアで人気の高いlululemon(ルルレモン)や、アウトドアショップとして人気のArc’teryx(アークテリクス)など、アウトドア派に魅力的なアパレルショップも多いです。
カナダに来たらまずは形から。
お気に入りのアウトドアウェアを買ってランニングに出掛けてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、マラソン大会もよく開催され、留学生やワーホリの人でも参加費を払えば気軽に参加できるので、思い出のひとつに参加してみるのもいいですよ!
バンクーバーで有名なマラソン大会のひとつが、BMO(銀行)が主催するVancouver marathonです!
走り切った人はメダルももらえるということで、私の友人も参加していました。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、バーチャルレースという形で実施されました。
6、次の人のためにドアを開けておく
ドアを開けて入った時に、次に続いて入る人がいたり、逆に出る人がいたら、その人のためにドアを開けておくのもカナダのステキな習慣のひとつです。
もちろん、その時には相手へのThank youも忘れない。
よく、レディーファーストで女性に対してだけするものかと思われがちですが、女性も女性に対して同じことをしますし、子どもでも大人に対してやってくれることがあります。
次の人、周りの人に気づいて自然とドアを抑えるなんてスマートすぎですよね。
たまに、だいぶ遠くにいる私に気づき、ドアを開けて待ってくれている人がいて、申し訳なくて慌てて駆け込んだことがありました。
それでもその人はにこっと笑って“No worries.”(気にしないで)と当たり前のように去っていきました。
優しすぎる!
そして、それが習慣で当たり前だからさらにステキですよね。
7、家族をとても大切にする
最後の魅力的な習慣は、家族をとても大切にすることです。
家族の記念日や誕生日には半休を取ってお祝いをするのも当たり前。
恋人やパートナーに花束を渡す習慣のあるカナダならではですが、スーパーにもかわいらしい花束が売っていたり、ストリートカーで花を販売していたり、あちこちで花束を持つ男性を見かけることが多いです。
クリスマスや年末年始、感謝祭など節目の日は、友達と過ごす人より家族と過ごす人が圧倒的に多いです。
むしろ、クリスマス時期になると街中は閑散として、あまり人を見かけなくなります。
みんな家族と過ごしに家にいるので、レストランやバーなどに集まる人は少ないです。
私がスタバで働いていた時も、クリスマスや年末年始が一番お客さんがいなくて暇でしたね。
「なんで私は働いているんだろう」と考える時間がたっぷりあって、その時期はホームシックになっていました。
まとめ
カナダの魅力的な習慣を7つ紹介しました。
カナダで暮らしている時には、これが当たり前でしたが、振り返ってみると日本にはない魅力があって、改めてステキな文化、習慣だったなと感じるところが多いです。
これからカナダに行く人も、最初は恥ずかしいでしょうが、バスを降りる時に運転手にThank you!と声を掛けるところから、まず始めてみませんか?
それができればあなたもカナダの一員!