その物件で本当に大丈夫?内見でバンクーバーのシェアハウスを見極める方法

バンクーバー
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バンクーバーでシェアハウスを探して内見まで来たら、部屋を決めるまであと一歩。

内見で気にいれば、あとはデポジット(敷金)を払って契約するだけです。

そもそもシェアハウス探しは内見までたどり着くのも一苦労ですよね。
内見までくると「もうここでいっか」と思い始めているのでは?

でも、ちょっと待ってください!
その物件、本当にそこで大丈夫ですか?

引っ越してからトラブルに巻き込まれたり、不便だったりして、結局また引っ越すことに…。

何度も引っ越さずに落ち着いて生活したいですよね。

そこで今回は、バンクーバーのシェアハウス探し、内見編!
内見でその物件が本当に良い物件か見極める7つの方法を紹介します。

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シェアハウスを決める前に内見が必要な2つの理由

そもそも内見には必ず行ってください!

バンクーバーでシェアハウス探しをしている人の中には、何件もの物件にアプライし続け、オーナーとメッセージのやり取りをし続けても、縁がなくて内見にすらたどり着けない。

という人もいるのではないでしょうか。

または、何件内見をしても気に入った物件に出会えず、次の物件で決めてしまいたい。

「まあ、ここでいっか」

と、内見をせずに家を決めようとしている人がいるのではないでしょうか。

内見に行くのは面倒くさいし、わざわざ時間を作るのも大変。
その気持ちはよく分かります。

でも、必ず内見には行ってください!

なぜ、そこまで内見が大切なのか、その理由を2つ紹介します。

1、ネットの写真では物件の状態を判断できない

内見が大切な1番の理由は、ネットの写真ではその物件の状態を判断できないからです。

その写真の状態が現在なのか、数年前なのか、はたまた全く別物なのかは誰にも分からないからです。

きっとシェアハウスを探しているあなたは、JPカナダKijijiといった物件サイトを探しまくって、いろいろな物件の写真を見たのではないでしょうか。

もう部屋の内装は(写真で)しっかり見たから大丈夫」そう思う人もいるでしょう。

しかし、写真はあくまでイメージですし、その物件のごく一部にすぎません。

きれいなように見えても反対側がどうなっているかは、実際に内見してみないと分からないですよね。

また、電気や冷暖房、清潔感といった写真では判断しきれないものもあります。
面倒くさくても、実際に自分の目で物件の状態を確かめるために内見は大切です。

2、オーナーとのデポジットのやり取りがある

2つ目の理由は、オーナーとデポジットのやり取りがあるからです。

バンクーバーでシェアハウスを契約するためには、デポジット(敷金)を払う必要があります。
シェアハウスでデポジットを支払う場合、現金でのやり取りがほとんどです。

なので、物件情報や事前にオーナーとのやり取りでデポジットの金額を確認しておきましょう。
ちなみに、デポジットは家賃の半額と定められています。

オーナーとしても、部屋を借りる人がどんな人なのか、実際に見ておきたいという理由からデポジットのやり取りは直接行われます。

デポジットを払った時点で、契約成立となるため、万が一現金を持ち合わせておらず、デポジットが払えないとなると、口約束で部屋をキープしてもらうことは難しいです。

オーナー側もビジネスで行っているので、他の内見に来た人がデポジットを支払ってしまえば、そちらの人と契約してしまいます。

なので、内見に行く時には必ずデポジット分の現金を持参するようにしましょう。

デポジットを支払う際は、必ず領収書を書いてもらいましょう。

オーナーが領収書を持っている場合はそちらに記入してもらえばいいですが、もし持っていない場合は、どんな紙でも良いので「デポジットを支払った」というサインと日付、金額を書いてもらってください。

後になって「デポジットが支払われていない」というトラブルを避けるために、必ず一筆もらってください。

内見でシェアハウスを見極める7つの方法

1、最寄りの交通機関から家までの治安、安全性

まず、最寄りの交通機関(スカイトレインやバス)から家までのルートの治安や安全性を確認しましょう。

危険そうなスポットや、なんとなく怪しそうな所を入居する前から認識しておくことが大切です。

「危なそうだから住めない」という極端な話ではありません。
正直、バンクーバーには”危なそうな所”はたくさんあります。

ただ”危なそう”という理由で選ぶのではなく、具体的にどういった部分に危険性を感じたのかを理解し、認識することがポイントです。

例えば、

● バスから家までの道に街灯がなく、夜歩くのには危険
● バスによくホームレスが乗車してきて、お金を要求してくる
● 最寄り駅周辺の治安があまりよくない  など

「でも、バンクーバーに来たばかりで治安や安全など、いまいち分からない」
という人もいますよね。

そういった場合は、バンクーバーにしばらく暮らしている日本人の友達やホームステイ先のファミリーなど、バンクーバーのことを知っている人に聞いてみましょう。

特に、同じようにシェアハウス探しをしてきた日本人は、経験があるので治安や危険なエリアについてあなたよりも知っているはずです。

2、入居前の部屋の状態

2つ目は、入居前の部屋の状態を確認することです。

内見の時にはオーナーが同伴しているはずなので、壊れている物や使えない電化製品など、入居前の家具・家電の状態を一緒に確認するのがポイントです。

そして、可能ならオーナーに許可をとって、入居前の状態を写真に収めておきましょう。

そうすると、退去時の不要なトラブルを避けることができます。

退去時にオーナーは部屋の状態を見て、問題がなければ入居時のデポジットを返却することになっているのですが、何か壊れていると修繕費をデポジットから引くことになります。

自分が壊していないことを証明するためにも、入居前の状態を写真に収めておくといいでしょう。

3、キッチンや洗面所など共有スペースの清潔感と整頓具合

3つ目は、キッチンや洗面所など他のシェアメイトと共有するスペースの清潔感と、どのぐらい整理整頓されているかです。

シェアハウスは共同生活なので、共有スペースは協力してきれいに保つことがマナー。

それでも、中には片付けができない?苦手なシェアメイトがいる場合もあり、とんでもない状況になっているシェアハウスもあります。

内見がある時には、ほとんどのシェアハウスで一応片付けをして見た目を良くしているはずですが、それでも散らかっていたり不潔感があったりするのであれば、よほどですね…。

私が内見に行った物件で最も悲惨だったのは、玄関に靴は散らかっている、キッチンはいつ使ったか分からないフライパンが置きっぱなしという、とんでもない状態でした。

見つけたオーナーは怒り爆発。

あくまでシェアハウスはオーナーの家を借りて住んでいるので、もともとはそのオーナーの所有物なわけです。

整理整頓、掃除をするといった当たり前のことはシェアハウスで生活する基本です。

オーナーは部屋にいた住人を呼び出して、片付けさせていましたね。
その後は、私の内見どころの騒ぎではなくなってしまいました。

4、洗濯機や電気、暖房といった設備

4つ目は、洗濯機や電気、暖房といった設備面です。

生活に必要な物がどのぐらい揃っているのか確認するのは、引っ越すうえで大切なポイントですよね。

「きっとあるだろう」

という憶測で判断して、引っ越してから実は必要な設備が整っていなかったということはよくある話です。

私が住んだ物件のひとつに、窓がない部屋がありました。
正確には、窓はあったのですが、窓の機能を果たせない窓だったのです。

内見の際に、部屋にカーテンがかかっていたので「きっとカーテンの向こう側には窓があるだろう」という先入観が働き、特にチェックせずに入居を決めました。

その後、引っ越して部屋を整理している時に、部屋が埃っぽかったので窓を開けようとカーテンをめくると、そこに窓はあったのですが、ソラリウム(ソラリウムは室内温室のようなガラス張りの部屋です)に面した開かない窓。

ソラリウムにも人が住んでいたので、反対側にもカーテンがかかっており、光も空気も入ってこない状態でした。

「カーテンがあるから、きっと窓があって空気の入れ替えができるだろう」
という思い込みがあって、内見でしっかり確認しなかった私のミスです。

なので「きっと大丈夫だろう」と言った思い込みや、先入観は捨てて、物件の設備に関してはしっかり確認しましょう。

<チェックしておく物件の設備>

☑部屋の電源・電気(電球やコンセントがあるか)
☑窓や換気扇など換気や採光関係
☑洗濯機や乾燥機が稼働するか(部屋に備え付けてある場合)
☑キッチン用品はどの程度用意されているか、電子レンジは使えるか?
☑炊飯器(またはライスクッカー)
 ※お米が炊けるかどうかは日本人にとって死活問題です(笑)
☑暖房はセントラルヒーター?それとも個別?   など

5、掃除やゴミ捨てなどハウスルール

5つ目は、掃除やゴミ捨てといったハウスルールの確認です。

シェアハウスによっては、部屋ごとに順番を決めて、掃除やゴミ捨てを当番制で行っている所もあります。

一方で、特にルールを決めずに「気付いた人がやる」という所もありますが、シェアメイト全員がよく気付いてすぐにやれる人であれば問題ありませんが、場合によっては、いつも同じ人がやることになってしまうことも。

個人的には、ある程度ルールとして決まっていた方が、住んでいる人全員が掃除やゴミ捨てをすることになるので、平等でもめ事になりにくいと思います。

また、ハウスルールにキッチンやシャワーなどの利用時間が決まっていることもあります。

夜10以降はキッチンが使えない。シャワーは夜11時まで。
など夜の騒音問題を防ぐためにルールが決められています。

そういったルールも入居前に確認しておきましょう。

6、シェアメイト、オーナーはどんな人?

6つ目は、シェアメイトやオーナーがどんな人か知ることです。

家の設備や環境はシェアハウスを選ぶ上で大切なポイントですが、実は一番大切なのは、そこで一緒に暮らすシェアメイトや、家賃を払うことになるオーナーといった人間関係です。

家の設備に関して多少の文句があったとしても、一緒に暮らす人との相性がよければ、まさに”住めば都”になります。

しかし、どんなに快適な家だったとしても、シェアメイトと上手くいかなかったり、常識のないシェアメイトと一緒に暮らすことになったりすると、家に帰るのさえ嫌になるでしょう。

特に、オーナーとの信頼関係は大切です。

ビジネス上の付き合いであるとはいえ、家の物が壊れたり、不具合があったりした時に連絡するのはオーナーです。

オーナーとの信頼関係ができていれば、そういった頼み事もしやすくなります。

もちろん、内見の一日だけでシェアメイトやオーナーの人間性を知ることは難しいですが、第一印象を知るうえでは大切なポイントです。

7、家賃の支払い方

最後は、家賃の払い方です。

デポジットは現金をその場でやり取りするのが一般的ですが、家賃の払い方に関しては、オーナーによって違うので、必ず内見の日に確認しましょう。

なぜなら、引っ越す日にもよりますが、引っ越し初日には初月の家賃を渡さなければならないからです。

引っ越し準備などでバタバタしている時に確認するよりも、ある程度落ち着いている内見の時の方が良いでしょう。

口座送金

日本では、自分の口座から家賃が引き落としされるのが一般的ですが、カナダの場合、自分の口座からオーナーの口座に送金するというスタイルが多いです。

銀行によって多少やり方が異なる場合もありますが、メールアドレスと名前秘密の質問(セキュリティー上のもの)と金額を入力するだけで送金できます。

あとは、受け取る側が、秘密の質問の答えを入力すれば完了です。
最も簡単で便利な方法です。

現金手渡し

オーナーが直接家賃を集めに家まで来てくれるスタイルです。

基本的に月の最終日が家賃の支払い期限であることが多いので、忘れずに家賃分の金額を口座から引き出しておきましょう。

小切手

あまり聞かない方法ですが、小切手で家賃を支払う方法もあります。

自分の口座のある銀行で小切手の紙をもらえるので、受け取り手の名前や金額などを記入して小切手をオーナーに渡す方法です。

お金を引き出すのに銀行に行かなければならないという手間もかかるので、あまり一般的ではありません。

まとめ

内見に行く時の心構えとして、特に女性の場合、誰かと一緒に二人で行くことも大切です。

内見に行くと、オーナーと自分の二人きりの状況になる場合がほとんどです。
そういった場合に犯罪に巻き込まれるケースも少なくありません。

防犯のためにも、また客観的に家の状態を見てもらうためにも、信頼できる友達や知り合いと一緒に内見に行くことをおすすめします。

ひとりで決めるよりも誰かがいることで少し心強くなりますよね。

ポイント

<内見が必要な理由>

1、ネット上で紹介されている部屋の写真だけでは判断できないから
2、オーナーに直接デポジットを払う必要があるから

<内見でシェアハウスを見極める7つの方法>

1、最寄りの交通機関から家までの治安、安全性
2、入居前の部屋の状態
3、キッチンや洗面所など共同スペースの清潔感や整頓具合
4、電気や洗濯機、暖房といった設備
5、掃除やゴミ捨てなどのハウスルール
6、シェアメイトやオーナーはどんな人?
7、家賃の払い方

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