大人女子におすすめ!Netflix洋画『ワタシが私を見つけるまで』で英語学習

Netflix英語学習
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今回ご紹介するおすすめNetflix洋画は『ワタシが私を見つけるまで』(原題:How to Be single

恋愛や結婚、出産といった女性のライフステージをテーマにしているこの作品の面白さや、社会の波にもまれながら働く大人女子におすすめする理由などを語ります。

女性の幸せは結婚や家庭を持つことだけじゃない」と思う人「恋愛して結婚することこそ幸せ」だと思う人、どちらの感情にもしっかりと寄り添う作品になっています。

英語学習としても有意義なこの映画の魅力に迫ります。

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大人女子のあなたにぴったりな作品

ターゲット層とあらすじ

この作品は社会人として働く、20代から30代全般の大人女子をターゲットにしています。

登場人物は、性格やキャリア、恋愛観も全く異なるNYで暮らす4人の女性が中心。

・付き合っていた彼氏としばらく距離を置いてシングルを経験したいと意気込むアリス(ダコタ・ジョンソン)

・アリスの姉で産婦人科医としてバリバリ働き、恋愛は避けているメグ(レスリー・マン)

・アリスが就職した法律事務所の同僚でシングル生活を謳歌するクレイジー女子ロビン(レベル・ウィルソン)

・結婚願望が強く、マッチングアプリで未来の夫を探しまくるルーシー(アリソン・ブリー)

王道のラブコメとはひと味ちがうこの作品のあらすじは、下記の紹介動画をご覧ください。

原題”How to Be single”が刺さる人も多いのでは?

以降ネタバレを含みます!

日本語タイトルは『ワタシが私を見つけるまで』ですが、英語の原題はHow to Be single。直訳すると『シングルになる方法

主人公のアリスは4年付き合った彼氏と結婚を決意する前に、一度シングルになって自分を見つめ直したいと思いつき、NYで一人暮らしを始めます。

そこで出会った同僚のロビンからレクチャーを受けて、シングルを楽しむ方法を知っていくのですが…。

シングルを楽しみたい」思いもあるが「彼との結婚や将来も欲しい」という大人女子なら思わず共感してしまう、アリスの心の揺らぎが随所に見られるこの作品

見ていて刺さるものがある人も多いのではないでしょうか。

恋愛、結婚、出産など取り扱っているテーマに共感しかない!

この作品の中心となるテーマは恋愛、結婚、出産など、女性のライフステージの重要なポイントを扱っています。

私はキャリアを極める!」と産婦人科医として恋愛から遠ざかって働いているメグは、恋愛や結婚はしたくないが、子どもは欲しい。

その思いから驚きの決断を下します。

絶対に結婚したい!」とマッチングアプリで出会う男性と片っ端からデートをするルーシーですが、なかなか思うような関係性を築ける男性には出会えない。

結婚はしたいけれどシングルも楽しみたい」と思うアリスは、いろいろな男性に出会った結果、how to be singleの結論を見つけます。

それぞれが抱く思いと、どのような結論に至るのかが注目です!

作品を楽しみながらリアルな英語も学べる3つの理由

この作品は作品そのものが楽しめるだけではなく、英語も学べます!

その3つの理由を解説します。

1、恋愛シーンで使う英語が頻出!

ラブコメ作品ということもあり、恋愛シーンで使う英語が頻出します

例えば、冒頭で主人公アリスが長年付き合っていた彼氏と「少し距離を置きたい」と伝える時の台詞。

アリス
アリス

This isn’t a break-up OK? We’re just taking some time apart.
(これは別れる訳じゃないからね。ただ少し離れる時間を取るの。)

・break-up:付き合っているカップルが別れること
・take apart:離れる

順調なカップルでこの言葉はあまり使いたくありませんが…
よく使いそうな表現ですよね。

他にもよく出てくる単語にrelationshipがあります。
直訳すると”関係”や”かかわり合い”ですが、男女の関係性を表す時にもよく使われる表現です

have a relationship

広い意味でのつながりで、恋愛ではなく連絡を取り合う程度の関係性です。



We have a good relationship.
(私たちは良い関係です。)

in a relationship

haveinに変わっただけで、意味が大きく変わります
in a relationshipになると、男女が付き合っている状態を表します。



Josh and I were in a relationship.
(ジョシュと私は付き合っていた)

そしてこの映画のタイトルhow to be singleは、作中でも使われています。

アリスが初出勤したその日、同僚のロビンが彼女を行きつけのバーに連れて行って放った一言です。

ロビン
ロビン

Let me teach you how to be single.
(シングルの心得を教えるわ)

これをきっかけにアリスの人生は思わぬ方向へ進んでいくわけです。
すさまじい心得ですね(笑)

2、登場人物の仕事がバラエティー豊富!

2つ目は、登場人物の仕事がバラエティー豊富であること

アリスとロビンは法律事務所のパラリーガル
メグは医者

ルーシーはコンピュータープログラマーをしながら、ボランティアで絵本の読み聞かせなどをしています。

4人を取り巻く男性陣も、実業家バーテンダー学生
様々な職業の人が登場します。

そのため、その仕事で使われる単語がちょこちょこ出てきます。
どれもさらっと紹介される程度なので、そこまで専門用語すぎず、比較的理解しやすいでしょう

社会人が日頃耳にするであろう英語表現も随所で見られます。

例えば、アリスがロビンのいる法律事務所に初出勤した時、上司がロビンにこう頼みます。

上司
上司

Will you give her the tour, please?
(彼女に社内を案内してくれるかい?)

海外で働いた初日はこんなセリフも耳にしそうですね。

3、家族・友達・恋人・同僚…会話のシチュエーションが様々

3つ目は、家族・友達・恋人・同僚など会話のシチュエーションが様々あること

作品によっては、やり取りする相手が偏っていて、相手によって伝え方を変えていることに気が付けないものもありますが、この作品はいろいろな関係性があるので、会話のシチュエーションが多いです。

それぞれ、どのような関係性で、どんな表現が適しているのかをなんとなくでも学ぶことができます。

例えば、アリスがジョシュと別れてしばらく経った時、偶然ジョシュとジョシュの両親に遭遇するシーンでは、元彼ジョシュに対する言葉と、彼の両親に対する言葉が微妙に違うんです。

ジョシュに対しては…

アリス
アリス

Hi!(苦笑い)

気まずいながらも、サクッと挨拶をします。
一歩でジョシュの両親に対しては…

アリス
アリス

Hi!How are you? It’s so good to see you.
(こんにちは!お会いできてとても嬉しいです。)

元彼の両親。
付き合っている当時は面識もあり、これまた微妙な関係性ですが、礼儀正しく挨拶をしていることが分かります。

相手に応じて同じシーンでも使っている表現を変えていることが分かるのも、この作品が英語学習に向いている理由です。

意味が分からないまま使ってはいけない表現もある!

F***ワードを使わない!

この作品では、海外で子どもが使うと親に怒られる、いわゆるswear words、下品な言葉F***ワードがよく登場します

私がカナダにいた時、よくこのF***ワードを使う日本人がいました。
彼曰く、F***ワードを使うと、よりネイティブっぽくなるからだそうです。

しかし、実際は反対で、F***ワードを使いすぎる人は、教養のない下品な人と見られるので、公共の場で使うのはマナー違反です。

仲の良い友人とのやり取りや、スポーツ観戦など、テンションが上がって思わず出てしまった程度であれば問題ありませんが、英語を勉強中の人がF***ワードを乱発しているのは決してよろしいものではありません。

まとめ

『ワタシが私を見つけるまで』の紹介と、英語学習におすすめの理由を紹介しました。

私が好きなシーンは、作品のラスト。
様々な経験を積んだアリスがシングルであることについて語るシーンです。

The thing about being single is, you should cherish it. Because, in a week, or lifetime, of being alone, you may only get one moment. One moment, when you’re not tied up in a relationship with anyone.(中略)One moment, when you stand on your own. Really, truly single. And then, it’s gone.

日本語訳

シングルを大事に過ごすべきだ。一週間、または生涯ずっと独りだとしても特別な瞬間は一回だ。誰かとの関係に縛られることもなく(中略)自分の足で立つ瞬間に真のシングルになる。

深いですよね。

「シングルはいいもの!」「独身を謳歌しよう!」といった単純な表現ではなく、恋愛関係なく、自立することについて語っています

人によって感じ方はそれぞれだと思いますが、ただのラブコメで終わらないのが、このラストシーンの言葉に込められていると思います。

おうち時間がまだまだ続きそうで、恋愛するための出会いの場に行くことすら難しい今だからこそ、ひとりの時間も自分らしく楽しめるようになればより充実したものになりそうですね。

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