コロナの影響で封鎖となっていたカナダとアメリカの陸路の国境が、2021年11月8日からまた再開しました。
ワクチンを2回接種していることが条件ですが、これを機にカナダ滞在中の人もアメリカに行けるようになりますね。
そこで今回おすすめしたいのが、バンクーバーから日帰りで行けるアメリカの都市、シアトルです!
シアトルと言えば、スタバの発祥の土地としても知られており、スタバ好きにはたまらない魅力がたくさん詰まっています。
私もパンデミック前の2019年3月にシアトルに日帰り旅行に出掛けました。
今回はその体験談も交えながらバンクーバーからシアトルへ旅行に出掛ける魅力を紹介していきます。
バンクーバーから気軽に行けるアメリカ、シアトル
バンクーバーからシアトルまでは車で約2時間半!
バンクーバーからシアトルまではなんと車でたったの2時間半で行けるんです。
関東在住の人は、車で東京から群馬に行く距離感をイメージしてもらえれば(笑)
そう考えるとかなり近いですよね。
島国の日本にとって”国境を超える”ってとても遠くに行くイメージがありますよね。
必ず飛行機に乗らなくてはいけないレベル。
大陸国のカナダ・アメリカ間にとって国境を超えるのは一瞬だったりします。
職場はカナダだけど、住んでいるのはアメリカ。
毎朝国境をまたいで通勤している人もいるそうです。
シアトルもバンクーバーの人たちにとっては手軽に行ける国外観光地のひとつにすぎません。
週末にふらっと遊びに行ける場所。
といった感覚でしょうか。
なので、ワーホリや留学でバンクーバーに滞在している人はぜひ一度シアトルに行ってみてください。
なぜスタバ好きにシアトルがおすすめなのか?
シアトルはスターバックス発祥の地
アメリカ、ワシントン州にあるシアトルはスターバックス発祥の地と呼ばれる街でもあります。
1971年にシアトルの台所であるパイクプレイスマーケットでスターバックス1号店は生まれました。
元CEOハワード・シュルツ(2018年に退任)がスターバックスに入社後、イタリアのコーヒー文化に感銘を受けて、世界のスターバックスになるための道をシアトルから歩んでいったのです。
シアトルはまさにスタバ好きの聖地とも呼べるような、スタバ発祥の地なのです。
スタバの詳しい歴史については、公式のHPをご確認ください。
スタバ1号店が今も現役で活躍中
1971年に始まったスタバ1号店は、今も現役で活躍しています。
世界中のスタバファンがこぞって集まる人気の場所のひとつです。
元スタバPTRの私にとってはぜひ一度は行ってみたい場所のひとつでした。
パイクプレイスマーケットの活気ある市場の一角にある1号店。
初めて行く人は見付けるのに少し苦労するかもしれません。
あまりにも街に馴染んでいるので。
そんな1号店に行った体験談は後程まとめて紹介します!
シアトルのリザーブ店はスタバ好きにはたまらないはず
スタバ1号店はもちろんおすすめですが、リザーブストアも必見です。
東京、目黒にもスターバックスリザーブ店ができて、多くの人で賑わっていますが、シアトルのリザーブ店の規模感、こだわりもなかなかです。
パンやピザといったペストリーを目の前で焼いていたり、リザーブ店でしかゲットできないグッズが並んでいたりと見所満載!
また、コーヒーの焙煎工程をリアルタイムで見られるファシリティーが備わっているのも魅力的。
特に私が釘付けになったのが、焙煎されたコーヒー豆が出てくる場面です。
きれいな色にロースト(焙煎)されたコーヒー豆が美しくて、しばらく眺めてしまいました。
【体験談】スターバックス1号店に行ってみた
私のシアトル弾丸旅行体験談をご紹介します。
簡単な補足情報を先にお伝えすると…
シアトルに滞在できたのは大体朝の11時頃から夕方の18時頃まで。
高速バスを使ったのでどうしてもバスの時間の制約がありました。
このシアトル旅行を決めたきっかけが当時のシェアメイトでした。
私と同じようにバンクーバーのスタバでPTR(パートナー)として働いていた人で、タイミングが合うとシェアハウスの共同スペースでよく二人で情報交換をしていたのがきっかけになりました。
私がシアトル旅行に行ったのは、2019年3月です。
パンデミック以降で状況は大きく異なっている可能性があるので、あくまで体験談としてご覧ください。
店内は激込み!外にまで並ぶ行列に驚き
まず1号店に到着すると、その人の多さに驚きました。
お店の位置的にはパイクプレイスマーケットの一角にある小さな店舗なので、そこまで目立たないのですが、外にまで並ぶ行列で「あそこに1号店があるんだ」とすぐに分かりました。
シェアメイトと覚悟を決めて列に並んで30、40分ぐらいでようやく店内に入れたのですが、店内も人でごった返していました。
限定商品が購入できる!
1号店に訪れる人の多くは、1号店限定商品が目的だと思うぐらい、多くの人がタンブラーやマグカップなどを手に並んでいました。
そういう私も1号店限定のタンブラーを購入してしまいました。
※上の写真真ん中のタンブラーです
店内の棚には商品がびっしり並んでいて、飲食ができるようなスペースはありませんでした。
もちろん、ドリンクのオーダーもできるのですが、ペストリー類(スコーンやクッキーなど)はありませんでした。
商品を買うだけの人の列とドリンクを買う人の列で分けられていて、どちらも長い列を作っていたのが印象的でした。
サービスレベルが高い!
そして、この1号店の一番の特徴はサービスレベルの高さです。
スタバはレベルの高いカスタマーサービスを提供していることが売りですが、その中でも群を抜いて素晴らしいと思います。
大勢の人で賑わっていて大忙しのはずなのに、笑顔とフレンドリーな対応で、ひとりひとりのカスタマーに接している姿は、当時同じようにPTRとして働いていた私にとってはとても勉強になりました。
忙しくなってくると、とにかく早く回そうとしがちで接客も雑になりがち。
そこを雑にせず、高いカスタマーサービスを提供しているPTRは、まさに1号店で働くのに相応しい。
と同じPTRとしては感動してしまいました。
【おまけ】パートナーは特典がもらえる!
おまけの話ですが、スタバのPTRは1号店でもパートナー特典をもらうことができます。
例えば、パートナービーンズ。
私が働いていた店舗はフランチャイズ店舗だったのでそういったシステムはなかったのですが、通常の店舗で働いている人は、PTR特典でコーヒー豆をもらえるパートナービーンズを1号店でももらうことができます。
シェアメイトは通常の店舗勤務だったので、100gのパートナービーンズをゲットしていました。
種類は選べず、パイクプレイスのみですが、パイクプレイスにある1号店でもらうパイクプレイス。
ちょっと感動しますよね。
ただし、PTR特典を使いたい場合は、必ずPTRカードを忘れずに。
バンクーバーからシアトルに行く際の3つの注意事項
バンクーバーから気軽に行けるシアトルですが、行く際には大切なポイントがいくつかあります。
一歩間違うとカナダに帰って来られない事態になりかねないので…
私の失敗談も合わせて紹介します。
1、パスポートとビザを忘れずに!
1つ目は、何よりも大切なパスポートとビザを持って行くこと。
バンクーバーから車で約2時間半という近い距離にあるシアトルですが、国境を超えた海外(アメリカ)にある都市であることを忘れてはいけません。
バンクーバーからシアトルに行く途中、アメリカの国境を超える際は、入国審査があります。
高速バスで行く場合、乗客全員が一旦降車し、入国審査場でパスポートを提示し、窓口の審査官に渡航目的や滞在期間などを伝える通常の入国審査があります。
私もパスポートは絶対持って行かなくては。
と認識していたのですが、なぜかワーホリの許可証は持参するのをすっかり失念していました。
そこで困ったのが、シアトルからバンクーバーに戻って来る時。
カナダ側の入国審査で引っかかってしまったのです。
渡航目的を聞かれて「ワーホリでもともとバンクーバーに住んでいる」的な発言をしたところ「ワーホリの証明書(ビザ)を見せろ」と言われ、顔面蒼白。
「家に忘れた」とドキドキで伝えたところ「忘れたでは済まない。せめて写真でもいいからないのか?」と聞かれ、幸い私はワーホリの証明書を撮っていたので、そちらを見せて「今度からは必ず原本を持ってくるように」と言われて事なきを得ました。
ところが、シェアメイトは写真も持っていなかったので、かなり厳しい状況になり「私たちはシェアメイトで、一緒に住んでいる」と二人で必死で話して、なんとかカナダに戻ってくることができました。
皆さん、国を出る時には必ずパスポートとビザを忘れずに。
(当たり前のことですが…)
2、バスで行く際は早めに行動がベター
2つ目は高速バスで移動する予定する方。
とにかく早めの移動が肝心です。
特に日帰りを予定している場合、朝一のバスに乗車することを強くおすすめします。
どんなに早く出ても、渋滞に巻き込まれたり、途中の入国審査で同じバスの乗客が引っ掛かって時間がかかったりすると到着予定時刻から遅くなることがよくあるからです。
私たちが乗車したバスの出発時刻は朝の7時ごろ。
それでも到着したのは11時近く。
日帰りで行く時には、とにかく早く出発するに限ります。
バンクーバーからシアトルまでの高速バス予約は以下の2つのバス会社がおすすめです。
busbud
Grayhound
3、 日帰りの場合は市街の移動方法、回り方を決めておくこと
3つ目は、日帰りの場合は市街の移動方法や回り方を決めておくことです。
シアトルにはスタバだけではなく、様々な観光スポットがあります。
シアトルのイメージ写真でよく出てくるスペースニードルやモダンな博物館やミュージアムなど。
見所はスタバ以外にもたくさんです。
車で移動できる人は別ですが、高速バスで来ている場合は現地での移動方法も事前にしっかり調べておかないと、いざ行こうと思っても移動手段がない。チケットの買い方が分からないなど、時間を無駄にすることになるかもしれません。
私はシアトルの路面バスに乗るためのチケットを購入して、ダウンタウン内の移動はなんとかできましたが、時間的にスペースニードルやその他の場所に行くことはできずに終わってしまいちょっと後悔しています。
私のような後悔をしないためにも、時間のない中で移動する人は事前に下調べをしておくことをおすすめします。
『City Pass』というサイトでシアトルで訪れるべき観光スポットを詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
バンクーバーから車で約2時間半で行けるアメリカの都市、シアトル。
その中でも特にシアトルのスタバについて紹介しました。
バンクーバーと似ている気候、街並みを持ちつつ、カナダとは違った雰囲気も持ち合わせているシアトルは魅力たっぷり。
留学やワーホリでバンクーバーに滞在されている方、ぜひシアトルにも遊びに行ってみてください。
ポイント
・バンクーバーからシアトルまでは車で約2時間半
・シアトルはスタバ発祥の街
・パイクプレイスマーケットにある1号店は必見!
【バンクーバーからシアトルに行く際の3つの注意事項】
1、パスポートとビザを忘れずに
2、バスで行く際は早めに行動がベター
3、日帰りの場合は市街の移動方法、回り方を決めておくこと