年齢にこだわるのは日本人だけ?カナダで見つけた年齢にとらわれない生き方

カナダ生活
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日本でプライベートで初対面の人に出会うと、名前の次ぐらいに「今いくつ?」と年齢を聞かれることって多くないですか?

私がカナダにワーホリに行ったのは私が27歳の秋でした。
※私が27歳でワーホリに行こうと思った理由は別の記事で紹介しています。

当時の私に「アラサーで海外に行くなんてすごいね!」と声をかけてくる友達もいました。

その人にとってのアラサーのイメージは、日本でのキャリアをしっかり積むか、そろそろ結婚をして、家庭を持って…というものなのでしょう。

私もそのくらいのイメージは分かっていました。
もはや呪いのように自分の首を絞める『アラサーの呪い

でも、カナダに行ってみると、私が感じていた『アラサーの呪い』はほとんどなくて、年齢にとらわれていない生き方をしている人がたくさんいたんです。

今回は、私がカナダで出会った年齢にとらわれず生き生きと活躍する人たちと、カナダの年齢に対する捉え方を紹介します。


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「〇歳だから…」の概念が少ないカナダ

「年齢はただのナンバー」の概念が定着している

日本でも会話のやり取りの中で「年齢なんてただのナンバーだよね」と会話の中で出ることがありますよね。

でも、実際はそうとも言えないところが多いのではないでしょうか…。

「〇歳になったから、そろそろ結婚」
「〇歳だからそろそろ子ども…家を買って…」

年齢に縛られて居心地の悪い思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。

「年齢はただのナンバー」と言いつつ、年齢によって縛られていることは意外とたくさんあります。

カナダで感じたのが、この「年齢はただのナンバー」が本当にその通りの概念として定着していたことです。

いくつになっても「やりたい」と思った時にやる。
年を重ねてもいつまでも若々しい人も多い。
40代、50代になっても若者と同じようにチャレンジしている人がいる。

そういった人たちとの出会いは、年齢がただのナンバーであることを私に教えてくれました。

相手に年齢を聞く習慣が日本より少ない

そして、相手に年齢を聞く習慣が日本より少ないことも、年齢を意識せずに過ごせる大きな理由だと感じました。

何かの集まりで出会う初対面の人にも、まず聞くのは名前と何をしているのか(仕事)ということだけ。

年齢を聞くのは日本人か韓国人ぐらい。

韓国人の友達ができて初めて知ったことなのですが、韓国も日本と同様に年齢を気にする文化があるようです。

年上、年下といった上下関係も日本と同じぐらいかそれ以上にしっかりしていて、年上に対しては敬語を使うという暗黙の了解も日本と同様にあるとのこと。

それは友人同士の付き合いだけでなく、カナダの社会全体に言えることでした。

私が日本のテレビを見ていて違和感を持ったのが、テレビに出演しているタレントや芸能人を紹介する時に、よく名前の隣に田中太郎(40)のようなカッコ付きで年齢が入りますよね。

名前だけででなく、年齢まで表示していることにとても違和感がありました

なぜ、その人を紹介するのに年齢まで知らせる必要があるんだろう?
名前だけで十分なはずなのに?

カナダのテレビでを見ていて、誰かを紹介する際に名前が表示されることはあっても、毎回のように年齢を表示されることはあまりありませんでした。

もちろん、年齢が大きく関係してくるようなニュースでは意図的に年齢を表示していましたが、少なくとも芸能人を紹介する時に毎回(年齢)が入ったテロップを見ることはほとんどなかったと思います。

20代はまだまだヤングアダルト。30代からが本当の大人?!

私がカナダにワーホリで行ったのは27歳の時でした。

現地で知り合ったカナダ人とたまたま年齢の話になったのですが、私がまだ20代ということを伝えると「20代なんてまだまだヤングアダルトだね」と言われたことがありました。

カナダの成人年齢は州ごとで異なりますが、大体18歳か19歳です。
日本のような成人式はなく、タバコやお酒が認められるのも州ごとでちがいます。

日本ではハタチを過ぎた人たちのことを総じて大人と表現しますが、英語で大人を表す表現は日本語以上に細かくあるんです。

日本で言う『アラサー』や『アラフォー』といった表現に近いかもしれません。

Youth:15~24歳
Young adult:20~39歳
Middle adult:40~59歳
Late adult:60歳以上

wikia.org参照

ちなみにこの年代の呼び方や細かい年齢の分け方は、国や地域によって様々で一概には言えません。
あくまで参考程度にご覧ください。

20代、30代は英語の概念でいうと、まだまだヤング(若者)で40代を過ぎてようやくミドル(中堅ぐらい?)になれるという感覚なんですよね。

ざっくりとした年代で分けられることの多い海外の文化は、自分の細かい年齢なんて気にならないと思わせてくれます。

カナダで見つけた年齢にとらわれない生き方

30代からますます自由に活躍している人がたくさん!

私がカナダで出会った30代の人たちは、自分のやりたいことや目指したい方向性をより明確にして、活躍している人が多かったです

20代はパーティーや飲み会ばかりだったというカナダ人の30代の友人は、30を過ぎてからバックパッカーで世界中を旅行しているとか…。

語学学校で出会った私の母ぐらいの年代の女性は、自分のビジネスを立ち上げようとしている真っ最中でした。

SNSのやり方を自分の子どもや友人に聞きながら、最近ではインスタライブを上手く活用したビジネスを展開しています。

みんな自由で「もうそんな年でもないから」としたり顔で落ち着くこともなく、どんどん人生のアクセルを全開にしているイメージがありました。

自分のやりたいことに全力なのは、いくつになっても変わらない

そんなモチベーションをいろいろな人から感じました。

結婚や家庭を持つのに年齢は関係ない

カナダで感じたのが、結婚や家庭を持つことに対する概念のちがいでした

カナダで出会った人や社会全体に対して感じたのが、結婚や家庭を持つのに年齢は関係ないという感覚があること。

例えば、私が好きなカナダのシンガーソングライター、ショーン・メンデスの両親は結婚はしていませんが、パートナーとしてショーンとショーンの妹を育てており、家族としてとても仲が良いことで有名です。

日本とカナダの大きなちがいのひとつに、結婚でも事実婚でも同じように補償や子育てに必要なサポートが得られることが挙げられます。

結婚をしなければ、両親がいなければ子育てができない

という概念がないことも、結婚や家庭を持つのに年齢が関係ないと感じる理由なのかもしれません。

いくつになっても好きなファッションを楽しんでいる

年齢を重ねても自分が好きなファッションを着て楽しめるのはいいですよね

日本だと年を重ねた人が露出の多い服を着ていると「若作り」と呼ばれがちですが、カナダのビーチに行くと、年を重ねた方でもお尻の形がくっきり出るようなヨガパンツとスポーツブラで過ごしています。

決してそれが若作りや特別なことではなく、いたって当たり前のことです。

年齢で着る服が決まるわけではなく、自分が好きな服を着て楽しんでいました。

よく聞く話ですが、カナダだとヨガウェアが大人気で、どの年代の女性もお尻の形がくっきり出るパンツを履いていることが多いです。

同性の私でも目のやり場に困ってしまうほど、みんなとてもセクシーです(笑)

キャリアやライフプランを実現させている人の多さ

キャリアやライフプランを実現している人が多いことにも驚きました

語学学校で出会った私と同い年(当時28歳)の講師は、語学学校で3年のキャリアを積んだら次は自分のバンドでアーティストとして活動するんだと嬉しそうに話していました。

日本と比べるとひとつの仕事に落ち着く人は少なく、自分のライフプラン、キャリアプランを叶えるためにどんどん環境を変えていきます。

それが「落ち着いていない人」という訳ではなく、当たり前のこととして履歴書(レジュメ)に書かれます。

カナダの転職文化については『転職するのは当たり前?カナダと日本で異なる3つの仕事観とは?』の記事で詳しく紹介しています。

年齢関係なく、自分のライフプランを明確に持っている人の多さに驚きました。

まとめ

カナダで見つけた年齢にとらわれない生き方について紹介しました。

実はこの記事を書く1週間程前に、30歳の誕生日を迎えました。

これからも年齢にとらわれずにやりたいことに全力で突き進んでいきたい。

そんな思いも込めて、カナダと日本の年齢に対する感覚のちがいについてまとめてみました。

年を重ねることにネガティブな印象が強い日本ですが、そのステレオタイプ的な概念が少しずつでも変わればいいと思います。

ポイント

<「〇歳だから…」の概念が少ない国カナダ>

・「年齢はただのナンバー」の概念が定着している
・相手に年齢を聞く習慣が日本より少ない
・20代はまだまだヤングアダルト。30代からが本当に大人?!

<カナダで見つけた年齢にとらわれない生き方>

・30代からますます自由に活躍している人がたくさん!
・結婚や家庭に持つことに年齢は関係ない
・いくつになっても好きなファッションを楽しんでいる
・キャリアやライフプランを実現している人の多さ

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